ニコンが老眼鏡も「Z」化。カメラレンズと同じ評価基準を採用

AI要約

ニコン・エシロールが老眼対策レンズ「Zシリーズ」を発表し、性能をMTF曲線でチェックしている。

Zシリーズは遠近両用レンズで、遠視側のレンズエリアが広く、コントラストが大幅に改善されている。

Zシリーズは快適な視界を提供する高価なレンズで、S-lineのポジションを目指している。

ニコンが老眼鏡も「Z」化。カメラレンズと同じ評価基準を採用

メガネも、MTF性能曲線を見てレンズを選ぶ時代となるのかも。

ニコンのグループ会社であり、メガネ用レンズを作っているニコン・エシロールが、新たにコントラスト性能を重視した老眼対策レンズ「Zシリーズ」を発表しました。

Zマウントのレンズとちゃうんかーい、とツッコミが入るかもしれませんが、あながち無関係とはいえません。なぜならこのZシリーズ。カメラ用レンズの解像力・コントラストの評価基準であり、性能を指し示すMTF曲線による性能チェックを行なっているんですって。

Zシリーズとして開発されたのは累進レンズと呼ばれるタイプの遠近両用レンズ。レンズの上のほうは遠くを見るための度数、下側は近くを見るための度数となっており、遠視側のレンズエリアが広いものであればクルマの運転もできるし、スマートフォンの小さな文字も見やすいんですよね。

イメージ画像を見ると、コントラストは大幅に改善している模様ですね。暗い場所でもクッキリとした見え方となるそうで、手元の小さな文字が読みにくいという従来の遠近両用レンズが持っていた問題点を解消しているっぽい。

高価であっても快適な視界を手に入れたいユーザーに向けて開発されたZシリーズ。いうなればZマウントレンズのS-lineのようなポジションとなるでしょうか。

Source: Nikonレンズウェア