「虎に翼」寅子が辞表提出 出産シーンは描かずネット反響「出産を描かない。恐れ入りました」

AI要約

講演会で倒れた寅子と子育てに専念する決意、よねとの対立、出産と娘の誕生までを描く。

寅子の出産シーンを描かずに物語が進み、ネット上でも反応が分かれる。

朝ドラ「虎に翼」は三淵嘉子をモデルにした昭和の法曹界を描いた作品で、豪華キャストやスタッフが話題を集める。

 NHK連続テレビ小説「虎に翼」(月~土曜午前8時)の第39話が23日に放送された。

 ※以下ネタばれを含みます。

 あらすじは、講演会で倒れてしまった寅子(伊藤沙莉)。雲野(塚地武雅)らは穂高(小林薫)から寅子の事情を聴き、今は子育てに専念する時だと寅子を諭す。よね(土居志央梨)の姿を追い、よねが働くカフェ「燈台」にやってきた寅子。カフェの営業ができず、軍歌のレコードをかけてほそぼそと営業を続けていた。妊娠を黙っていたことをわびる寅子に、よねは背を向ける。

 悩む寅子は仕事と家庭の両立を断念し、弁護士事務所に辞表を提出する。そして女の子を産み、「優未」と名付ける。

 寅子の出産シーンを描かず、ネットも反応した。

 X(旧ツイッター)には「あーこれ余計なお世話なんじゃ…穂高センセ」「よねの胸に怒りの炎が垣間見える」「寅ちゃん…張り裂けそう…」「こんな悲しい別れになるなんて…」「休職が出来る時代じゃなかつたか…」「寅子ポッキリ折れる」「スルッと産まれた!!!かわよいねえ」「ホント、NHKの赤子調達能力の高さといったら!」「虎が羊背負ってるのか」「出産を描かない。#虎に翼 恐れ入りました」などとコメントが並んだ。

 日本初の女性弁護士で、のちに裁判官となった三淵嘉子(みぶち・よしこ)さんをモデルにした昭和の法曹界が舞台の物語。伊藤はヒロインの猪爪寅子(いのつめ・ともこ)を演じる。

 朝ドラ110作目で、三淵嘉子さんをモデルにした半生を再構成してフィクションとして描く作品。「虎に翼」は中国の法家「韓非子」の言葉で「強いものの上にさらに強さが加わる」という意味。

 石田ゆり子、三代目J SOUL BROTHERS岩田剛典、松山ケンイチらが出演。尾野真千子が「語り」を担当。よるドラ「恋せぬふたり」で向田邦子賞を受賞した吉田恵里香氏が脚本。主題歌「さよーならまたいつか!」をシンガー・ソングライター米津玄師が務める。