“フジテレビ住みます芸人”通称「ハチミツハウス」記者が訪問 セットだが独特の生活感&温度感

AI要約

フジテレビ住みます芸人"が話題を集めている。お笑いコンビの生ファラオが、フジテレビ湾岸スタジオ内に本気で居住中だ。レギュラー出演中の同局系「深夜のハチミツ!!」の収録セットで寝食し、番組YouTubeで"自宅"での様子を24時間本気で生配信する異例かつ異色の試み。

"移住"のきっかけは番組ディレクターの打診。湾岸スタジオのポテンシャルに着目した岡氏が2人に提案し、前代未聞の試みが実現。ハウスの"管理人"岡氏は2人を見守り、支える。石川と東は本気で生き残り合戦に向き合う姿勢。

"ハチミツハウス"を訪れると、2人の本気の生活が窺える。セット内には寝具や衣類、テレビがあり、社内でも話題の存在になっている。同局の若手芸人と若手ディレクターが成長を目指す番組であり、異彩なエンターテインメントとして注目を集めている。

“フジテレビ住みます芸人”通称「ハチミツハウス」記者が訪問 セットだが独特の生活感&温度感

<ニッカンスポーツ・コム/芸能番記者コラム>

 “フジテレビ住みます芸人”が話題を集めている。お笑いコンビの生ファラオが、フジテレビ湾岸スタジオ内に本気で居住中だ。

 レギュラー出演中の同局系「深夜のハチミツ!!」(日曜深夜0時30分)の収録セットで寝食し、番組YouTubeで“自宅”での様子を24時間本気で生配信するという異例かつ異色の試み。石川と東武志(ともに29)は「(改編期の)9月に少しでも上の時間に上がるか、ハウス解体か。(番組を)ゴールデンに上げたい。ディレクターさんと一緒に跳ねさせたいです」と熱い。番組終了は家がなくなることを意味する。この春大阪から衣服だけを持ち、まさに着の身着のまま上京してきた2人は、本気で生き残り合戦に向き合う。

 “移住”のきっかけは番組ディレクター、岡氏の打診。湾岸スタジオには会社の特性上、仮眠室や大浴場が完備されており、そのポテンシャルに「住める」と見込んだ岡氏が2人に提案したことで前代未聞の試みが実現した。ハウスの“管理人”岡氏は「命を懸けて東京に来ているので本気でやっているのが伝わる」と2人を見守り、支える。石川は「ほかにないことをやってみんなを笑わせます」と意気込み、東は「この企画を話題にしてはちたま(本社球体展望室)に引っ越そうと約束したので、それを目指します!」も野望を掲げる。

 記者は4月上旬、2人の住まいであり「深夜のハチミツ」収録セットこと、通称「ハチミツハウス」を先輩記者と訪問。2人は本気で住んでいた。セットの裏側にベットや衣類が置かれており、セット内には簡易冷蔵庫やテレビも設置されていた。一般客の訪問第一号とのことで、ふかふかのクッションでもてなしてくれた。セットだが、人の住まいということもあってか、独特の生活感と血の通った温度感。友達の家に遊びに来たような感覚だった。 「ハチミツハウス」は社員食堂のすぐ横にある吹き抜けスペース。社内でも2人の存在が話題になりつつあるといい、社員ら見物人の視線もひっきりなし。ハウスの居間で談笑していると、上のフロアから「頑張ってください~!」と声援が降ってきた。温かい“投げ銭”に、2人は「ありがとうございます~」と手ぶりで応答。同番組は、若手芸人と若手ディレクターが局の看板番組への成長を目指すという立ち位置の番組でもあり、同局の人気看板番組でもあった「はねるのトびら」「めちゃ×2イケてるッ!」の系譜をくんでいる。

 同局の看板番組にのし上がり、お墨付きの芸人となれるのか。異彩なエンターテインメント。どこまで形を変えて発展していくのか、どんどん日の目を見てほしい。【望月千草】