ランダムで配布されるカードで攻撃を組め!5vs5ヒーローシューター『FragPunk』―制限時間内の「取捨選択」が勝敗を分ける【gamescom 2024】

AI要約

『FragPunk』は、カードとシューターを組み合わせた5vs5ヒーローシューターで、70種類以上のカードを活用して戦うゲーム。

カードのランダム配布とリソース投下による取捨選択がゲームプレイを多様化させ、試合ごとに新たな戦略を構築する面白さがある。

開発チームは、カードゲーム好きが組み込んだシステムで、シーズンアップデートで新カード追加や追加キャラクターも計画中。

ランダムで配布されるカードで攻撃を組め!5vs5ヒーローシューター『FragPunk』―制限時間内の「取捨選択」が勝敗を分ける【gamescom 2024】

ドイツで8月21日から24日かけて開催された大型ゲームイベント「gamescom 2024」。本稿では、Bad Guitar Studioが手掛ける5vs5ヒーローシューター『FragPunk』についてご紹介。会場で実際に開発チームの皆様とプレイして感じた手応えについて触れてまいります。

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本作は一見すると、よくある銃の撃ち合いによるハイテンポな試合運びのシューター系ですが、「カード」による様々な特殊能力の付与というシステムが、他と一線を画します。

70種類以上も用意されたこのカード……試合毎にランダムで手札として配られるのですが、そこでカード同士の効果を組み合わせるもよし、手持ちのリソースを投入してカードの効果自体を強化するもよしと、ビルドを考えるのが楽しかった……!

そんなカードの効果は本当に様々なものがあり、自身の能力強化系はさることながら、弾丸に属性付与をしたり、さらにはゲームのルール自体に干渉するタイプもありました。これがもし、あらかじめ自分でパークとして選択するようなスタイルだったら、おそらく毎試合固定ビルドで臨み、プレイ体験が硬化していくことでしょう。

しかし先程も触れましたが、本作では試合ごとにランダムでカードが配られ、しかも制限時間以内にリソース投下による強化含む「取捨選択」をしなくてはならないため、ゲームが単調にならないようデザインされていると感じました。

そこへ、どこかしら必ず射線が通るようデザインされたステージマップと、1ラウンド2分半という短い試合時間が良い仕事を果たしており、カジュアルに遊べつつも全体的に味が濃く、かつ引き締まったゲーム体験が楽しめました。

そんな本作、開発チームの皆様に「なぜシューターとカードを組み合わせようと考えたのか?」という部分について伺ってみました。曰く、もともとカードゲームが大好きだったので本能的に組み込んだとのこと。またそのおかげで、「カードの組み合わせ」によってゲームの駆け引き性と遊びの奥行きが増したそうです。

気になる「新規カードの追加」については、リリース後3~4ヶ月毎にシーズンアップデートが行われ、そこで新しくいくつかのカードが配信される予定だそうです。なかにはシーズン限定で配信される「特別なカード」も存在しますが、もちろんそれを取得したか否かで勝敗に大きく影響が出るようなことはないということだったので安心ですね。

また現時点において登場するヒーローは個性豊かな10名ですが、こちらも将来的には追加キャラクターを計画中とのこと。キャラ、武器、カードそれぞれの効果を上手に活かせる「組み合わせ」を見つける楽しみはますます増えそうです。

2024年10月にはクローズドβテストも控えている基本プレイ無料の『FragPunk』はWindows PC(Steam)/ Xbox Series X|S向けに、2025年リリース予定です。

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