4人に1人が経験する"脳卒中"。その怖さを、人気俳優(40)が「喋り方すら分からなくなる」「左・右も分からない」と明かす

AI要約

俳優オーブリー・プラザ(40)が20歳の時に脳卒中を経験し、その時の状況や後遺症について語っている。

脳卒中の経験後、オーブリーはWNBAの試合で膝の怪我を負ったが、復帰を果たし、最新作のプレミアに杖をついて参加した。

虚血性脳卒中と出血性脳卒中の違いや、脳卒中の症状についても解説されている。

4人に1人が経験する

映画『ダーティ・グランパ』(2016)や、ドラマ『ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル』(2021~)でお馴染みの俳優オーブリー・プラザ(40)が、20歳の時に脳卒中になったとラジオ番組『Howard Stern Show』で告白した。20年経った今も謎に包まれたような経験だったという。

「わけがわからなかった。もっとも常軌を逸しているというか、ある種すごいのは、話している途中で起こったということ」と説明。電車に乗って、ランチをしに友人のアパートに到着した直後のことだった。「アパートメントに入り、まだコートも脱いでいなかった時に、突然起こった。マヒしたんです、ほんの1分間かそこらなんだけど。運動能力を失ってしまった。一番奇妙だったのは、話し方を忘れてしまったこと」

オーブリーは2017年にもラジオ番組『Fresh Air』でその時のことを詳細に語っている。救急車を呼んだ友人は、彼女が薬物(ドラッグ)を摂取したに違いないと思ったという。「私に薬物を摂取したかどうか何度も聞いたのだけれど、その日は避妊ピル以外は何も飲んでいなかったです」

病院に到着後、医師はオーブリーに右手を左膝の上に置くよう指示したが、彼女はそうすることができなかった。その様子を見て、脳卒中だと判明した。「私、それができなかったんです。右と左もわからなかった。それでみんな気づいたと思う。『あぁ、脳卒中だ』って」

アメリカ国立心肺血液研究所(NHLBI)によると、脳卒中には虚血性と出血性の2種類があるという。虚血性脳卒中は脳内の血管の閉塞や血栓によって血液供給が断ち切られることで起こる。一方、出血性脳卒中は突如、脳内に出血を起こすことが原因だ。

NHLBIによると、脳卒中の87%は虚血性で、オーブリーの場合もこれに当てはまると思われる。現在、オーブリーは後遺症などに悩まされてはいないが、今年7月にWNBA(女子バスケットプロリーグ)のオールスター戦の前座試合に出場し、前十字靭帯を裂傷するというアクシデントに見舞われた。最新出演作品『My Old Ass』のプレミアには杖をついて登場していた。

オールスター戦後に、怪我から復帰したことを報告し、「素晴らしい週末を催してくれた上に、私と私の膝の怪我のケアをしてくれた@wnbaに感謝。本当に素晴らしい試合だった。パリで会いましょう(無理だけど)」とインスタグラムに書いていた。