ワンオクTaka 味スタライブに“音聞こえない”苦情殺到し釈明「デシベル制限が…非常に難しいんです」

AI要約

ONE OK ROCKのTakaがライブの音響問題について釈明し、責任を認める発言を行った。

Takaはスピーカー設置や音量制限など、ライブ会場での配慮が難しいと話し、改善に取り組む覚悟を示した。

アーティストとしての責任を果たしつつ、ファンの満足を考える姿勢を示したTakaのコメント。

ワンオクTaka 味スタライブに“音聞こえない”苦情殺到し釈明「デシベル制限が…非常に難しいんです」

 ロックバンド「ONE OK ROCK」のTaka(36)が18日、自身のインスタグラムで生配信を行い、14~15日に東京・味の素スタジアムで行ったライブが“聞こえにくかった”と苦情が寄せられていることについて釈明した。

 バンドは14日、味の素スタジアムでワールドツアー初日を迎えた。会場は超満員となったが、「ちょっと音が聞こえづらかった」「スタンド上層階、トークも歌も全然聞こえませんでした」「前半はほとんど音が聞こえず残念」「Takaの歌声もMCも音小さすぎてほぼほぼ聞こえなかった」などの声が上がった。

 Takaは「残念ながら、1日目、2日目含め、かなり多くの方から“音が全く聞こえなかった”っていう意見もありまして」と、SNSに苦情が殺到したことを明かした。「音響の監督的な部分で言うと、僕は専門家ではないので」としつつも「終わった後からスタッフともしっかりと話をして。とはいえ、ONE OK ROCKがライブをする上では、もちろんチームとしても自分たちがリーダーなので、そういったチームとしての機能が働かなかったことに関しては、謝るべきはおそらく自分なんだろうなと」と責任を背負った。

 今回の問題については、1日目の音響に苦情があったことを把握し、2日目には「しっかりと修正をかけました」とTaka。「もちろん最初からやれよという声はありましたし、それはもうその通りだなと思うんだけれども、言い訳じゃなくて、事実的な確認の上で話すと、残念ながら味の素スタジアムでライブをするということ自体が初めてだったので、それに対しての自分たちのアプローチの仕方っていうのは、いろいろ大変な部分があります」と語った。

 そして「いわゆる近隣住民に対する配慮だったりとか、スタジアム自体がそもそも、これはどこのスタジアムも一緒ですけどライブ仕様に作られてないっていうところがあるので、各アーティストが大きい規模でライブをするときには、いろいろな配慮だったり、経験値だったり、ルールだったりっていうものが当然必要になってきます。これっていうのは、ライブをするとき、アーティストだけが主軸で動けるっていうことはなくて、あくまでもスタジアムはお借りをしているという現状ですので、現地でスタジアムを管理している方の意見も踏まえて、物事が進んでいくわけです」と説明。

 「僕らとしては、スピーカーに関しては、一応ああいう大きい会場で、スピーカーをここに2つ足しとけば…とか、とりあえず差しとけば全体に聞こえるだろうと思う範囲内で、スピーカーを立てたつもりです。音に関しては、デシベルっていう制限があって。近隣住民の配慮も含めて会場が設定したものがあって、リハーサルをする段階では90という数字、ライブ本番になればおそらく100近く。これを超えるとぶっちゃけ僕の知る限りでは、東京ドームとかでは怒られます。出禁ということにもなりかねません」と語った。

 「なかなか自分たちのやりたいことの表現っていうのを、決められたルールでやってくっていうのは非常に難しいんですね」と話し、会場側、イベンターなどとの兼ね合いの課題を挙げた上で「責任を持ってアーティスト側も発言をして、改善できることは改善していくっていうのが大事なんじゃないかなと思います」と覚悟を見せたTaka。「僕らとしては会場が出禁になったとしてもやらなきゃいけないことがあるのであれば、それは伝えていかないといけないなと思いますし、いろんな方の気持ちを配慮して、できることを最大限やったということだけは、ぜひとも分かっていただきたいなと思います。その上で、チケットを買って見に来てくれた方が満足いかなかったというのは不徳の致すところであって、必ず次はそんなことのないように、もっともっと考えさせてもらいます」と話した。