アイドルの祭典で唯一無二の輝きを放った“17歳の逸材”と“癒し系王道アイドル”

　日本最大級のアイドルフェス『＠JAM EXPO 2024』が14日から16日の3日間にわたって神奈川県の横浜アリーナで開催され、熱狂のライブパフォーマンスが繰り広げられた。記念すべき10回目を迎えたアイドルの祭典には、48グループ、2025年にエンディングを迎えるでんぱ組.inc、ハロー！プロジェクトのOCHA NORMA、BEYOOOOONDS、世界にまでKAWAII文化を広めるFRUITS ZIPPERなど、日本を代表するアイドルが集結。本レポートでは、出演した230組を超えるアイドルグループの中から、無限の可能性を秘めた新世代グループ、唯一無二の輝きを放った逸材を紹介する。

　2023年2月にデビューした中高生ユニット・シャルロットは、念願だった@JAM EXPOのステージに初登場。現在は、一ノ瀬瑠菜、日比谷萌甘、内野亜美、美浜結衣菜、弓家つばき、姫奈の6人体制で活動している。最終日のオレンジステージでは、夏のナンバー『8月のリライズ』、『Summer Flavor』でフレッシュな風を吹かせると、人気楽曲『We are シャルロット』で会場に集まった多くのアイドルファンを虜にした。

　ミスマガジン2023で読者特別賞に選ばれた“17歳の逸材”一ノ瀬は、パフォーマンスを終えて、「緊張していたのですが、水着チェキ会にも参加させていただいて、みなさんとお話ができたので元気にパフォーマンスできました！」と笑顔。シャルロットならではの強みを聞くと、「みんな緊張するタイプなのですが、あっけらかんとしていて、ステージに立てば、最高のパフォーマンスを発揮できる。いい意味でおバカさんな所が強みだと思っています」と語り、「12月22日に横浜MMブロンテで2回目となるワンマンライブ開催が決定したので、たくさんの方に見に来ていただきたいです！」と目を輝かせながらアピールした。

　個性派ぞろいの芸能事務所・プラチナムピクセルに所属するテラス×テラスは、伊藤詩由、吉田芽梨奈、池本しおり、森華音、藤田梨々花、小野崎涼帆、梅原麻緒、池原のぞみからなる8人組グループ。グループ名は、「日に照らされるテラスのような暖かいグループに」、「日本の太陽神・天照大神（アマテラスオオミカミ）のような存在に」という願いが込められており、2021年3月の結成からアイドル界を明るく照らすグループとなっている。

　@JAM EXPO2024には、3DAYS全てに出演（2日目は@JAM運動会に参加）。3日間で計4ステージに立ち、『恋してシンデレラ』、『シグナル！』、『?アイロニーガール』といった人気ナンバーで各ステージを幸せの陽に照らし、癒し系王道アイドルにしか出せない輝きを見せつけた。太陽のようにあたたかく、さわやかな笑顔で駆け抜けた３DAYS。メインステージ出演という目標こそ果たせなかったが、ピンク色担当の吉田は前を向き、「みなさんと一緒に素敵な景色を見られて嬉しかったです。来年も期待してもらえるようなグループになれるように日々精進していきます」と誓いの言葉を送った。さらなる高みを目指す彼女たちが、メインステージに立つ日は、そう遠くはないはずだ。

　紫色担当の池本は、プラチナムピクセルのアイドルグループの中からメンバーが選抜された新ユニット・SUPER VENUSにも参加しており、@JAM EXPOのメインステージ（ストロベリー）に登場。Peel the Appleの黒嵜菜々子と浅原凜、ルージュブックの月森湖子、月に足跡を残した6人の少女達は一体何を見たのか…の葵音琴とのステージは、女神のような美しさと実力を兼ね備えた5人が神々しさすら感じさせる光を放ち、圧巻のパフォーマンスで大観衆を飲み込んでいた。

※テラス×テラス・小野崎涼帆の「崎」の正式表記はたつさき