日向坂46河田陽菜&藤嶌果歩「“第六感”でビビッときてもらえるようなグループになれたら」

AI要約

日向坂46が12thシングル「絶対的第六感」を9月18日(水)にリリース。選抜制を導入して話題を呼んだ11thシングルに続き、四期生の正源司陽子と藤嶌果歩がWセンターを務める。今作は加藤史帆、東村芽依、丹生明里、濱岸ひよりとのラストシングルでもあり、選抜メンバー発表の瞬間には緊張と興奮が走る。メンバー間の絆を感じさせる作品となっている。

選抜制の導入からグループの変化を感じるが、メンバーは共通の目標に向かって一丸となって活動。新たなメンバーの魅力も発見し、特に濱岸ひよりや高橋未来虹のパフォーマンス力が際立っていると評価されている。ミュージックビデオ撮影では、メンバーそれぞれの魅力が存分に表現されている。

メンバーたちの第六感や直感については様々で、藤嶌果歩は優柔不断な面があり、河田陽菜はラジオでの即興トークが得意。今後の展望としてはファンの支持を受けながら、グループとしてさらなる成長を目指す姿勢を示している。

日向坂46河田陽菜&藤嶌果歩「“第六感”でビビッときてもらえるようなグループになれたら」

11thシングルで選抜制を取り入れたことで話題を呼んだ日向坂46が、12thシングル「絶対的第六感」を9月18日(水)にリリースする。フォーメーションは、四期生の正源司陽子と藤嶌果歩による“グループ初”Wセンター。卒業を発表した加藤史帆、東村芽依、丹生明里、濱岸ひよりが参加するラストシングルでもある同曲の魅力やミュージックビデオ撮影の様子、グループの今後の展望などを二期生・河田陽菜と四期生・藤嶌の2人に語ってもらった。

■河田陽菜、選抜メンバー発表は「人生で一番心臓が動く瞬間」

――日向坂46が表題曲の選抜制を取り入れてから2枚目のシングルとなります。

河田:メンバー全員が集められて選抜メンバーを発表するんですが、選抜制に切り替わった11thシングルの時よりは耐性がついたような気がします。それでもやっぱり慣れはしないですね。本当にどうなるか分からないので、人生で一番心臓が動く瞬間です。ドキドキして、自分の心臓の音が他の人に聞こえるんじゃないかなと思うくらい。

藤嶌:少し前までワイワイとおしゃべりしていたのに、「フォーメーション発表です」と言われた瞬間にガラッと空気が変わるんです。時間の流れがすごく早く感じて、一瞬の出来事のように思えます。心の準備が全然できないままに、どんどん名前が呼ばれていく。センターで名前を呼んでいただいた時も、突然の出来事すぎて頭が追いついていないような感覚でした。

■藤嶌果歩、正源司陽子とWセンターへの思い

――今回、藤嶌さんは正源司さんとのWセンターになります。藤嶌さんは11thシングルのインタビューで、シンメトリーの立ち位置になることが多い正源司さんが1人でセンターに立つ姿に「格好良いなと思うと同時に、ちょっぴり寂しい気持ちもある」とおっしゃっていました。

藤嶌:陽子も、前回センターを担当した期間は心細い部分があったと言っていました。今回は私が加わることで、前回とはまた違った陽子の魅力を引き出したいし、私自身ももっともっと違った自分を見せたいなと思っています。

――藤嶌さんから見て、正源司さんの魅力はどんなところにあると思いますか?

藤嶌:陽子は、パフォーマンスをする時に曲に入り込むのがとても上手だと思っています。格好良い曲を歌う時の陽子の表情や目線の使い方とかが私はすごく好きなので、今回どんな陽子が見られるか楽しみです。

――ではもう1人のセンター・藤嶌さんの魅力は河田さんに聞いてもいいでしょうか?

河田:陽子もかほりんもフレッシュなんですけど、違うフレッシュさな感じがするんですよね。全体的な雰囲気はちょっと似ているけど、陽子は“オレンジ色の元気”で、かほりんは“ピンク色の元気”みたいな。四期生楽曲の「見たことない魔物」で、「かほりんのセンターいいな」と思って、いつか表題曲でもセンターをするんだろうなと思っていたので、今回は良い2人が合わさったことで、これからの活動が楽しみです。

■新たに発見したひなた坂46メンバーの魅力

――選抜制を取り入れて以降、グループの変化を感じることは何かありますか?

河田:「今まで以上にみんなで頑張ろう」という気持ちは共通していると思います。ひなた坂46(アンダーグループの呼称)のメンバーとは会う頻度が少なくなってしまいましたが、冠番組の「日向坂で会いましょう」(毎週日曜深夜1:20-1:50、テレ東)の楽屋で全員がそろうような時には今までと一緒の雰囲気なので、良い意味で何も変わらずにいられているように感じます。

――離れて活動する機会が増えたことで、新たに発見したメンバーの魅力などはありますか?

藤嶌:私は濱岸ひよりさんの歌声がすごく大好きなんですが、「11th Single ひなた坂46 LIVE」を見て、そのことを改めて実感することができました。もっとたくさん歌声を聞きたいなと思いました。

河田:私は、前回のシングルでひなた坂46だった高橋未来虹ちゃん。ファンの皆さまも私たちも「パフォーマンス力がすごい」とずっと思っていたと思いますが、前回の収録曲「錆つかない剣を持て!」で未来虹ちゃんがセンターに立った時に、全体が引き締まる感じだったり、パフォーマンス力だったりを改めて見ることができたのが個人的にすごくうれしかったです。

――今回、選抜入りとなった高橋さんのパワーアップした姿も楽しみですね。今作の印象やミュージックビデオ撮影の様子も聞かせてください。

河田:ライブで歌うのがすごく楽しそうだなと思いました。ミュージックビデオはグループごとに分かれて撮影したんですが、私は小坂菜緒と金村美玖と3人で、コンビニと小坂のおうちに遊びに来た2人みたいなテーマで、お部屋でわちゃわちゃしたりしていました。金村はカメラで写真を撮ったり、小坂がゲームをしていたり、私が漫画を読んでいたりと、すごく自然な自分たちでした。同期ということもあって、いつも通りの素の姿が出せたんじゃないかなと思っています。

藤嶌:私は陽子と制服を着て屋上でダンスをしたり、TikTok風の画角でダンス動画を撮ってみたりと、JKらしさを詰め込んだ撮影をしていただきました。あとはデジカメにシールを付けたりしてデコったんですけど、それは最近のはやりだし、私自身もずっとやりたかったことだったんです。ミュージックビデオ撮影だけど、高校3年生としての2人の思い出もできたので、そこのエモさも感じてほしいなと思います。

■河田陽菜&藤嶌果歩は“第六感”あり?

――今作は「絶対的第六感」というタイトルですが、お2人は第六感=直感を信じて行動するタイプですか?

藤嶌:私は本当に優柔不断で、直感で行動できた試しがないんです。同期の渡辺莉奈とお店に行ったりすると、「本当に優柔不断だよね」といつも言われます。同期の中で私が一番優柔不断かもしれません。最近では今日のお昼ご飯も悩みました(笑)。海鮮が有名なお店だったんですけど、カニクリームコロッケもおいしそうだし、マグロの竜田揚げも食べたことがなくて気になっちゃって。結局おすしにしました。おいしかったです(笑)。

河田:私も優柔不断なんですけど、ラジオでしゃべる時には何も考えずに直感でしゃべるんですよね。松田好花はノートを作ったりしていて、すごく準備してしゃべるタイプなので、真逆だなと思います。“直感型”かもしれません。

――ネタを用意せずにラジオに臨むのはすごいですね。

河田:良くないかなとも思ったりするんですが、自分的にはそっちの方が向いているのかなと思っています。でも、いつも前日に焦ります。メモとかも全くしないので困っているんです(笑)。

■藤嶌果歩「休む暇がないくらいに応援していられるグループに」

――最後に、グループのメンバーとしての今後の展望を聞かせてください。

藤嶌:ファンの方に「応援していて楽しいな」と思っていただけるよう、これからの活動でも突っ走っていきたいなというふうに思っています。休む暇がないくらいにずっと応援していられるようなグループであり続けたいです。

河田:テレビなどで私たちを見て、“第六感”でビビッときて「推したいな」と思ってもらえるようなグループになれたらいいなと思います。「ひなたフェス2024」(9月7・8日、ひなた宮崎県総合運動公園)も絶対に大成功させて(※ひなフェス前に取材)、宮崎をはじめ、これからもいろいろな地方に行ってライブをしたいです!

◆取材・文=山田健史

※高橋未来虹の高は「はしごだか」が正式表記