『エミー賞』18冠の『SHOGUN 将軍』、驚きの予算規模に青木源太アナ「本当に規模が違う」

AI要約

ハイヒールのリンゴが関西テレビの番組で、真田広之主演のドラマがエミー賞で史上最多の18冠を達成したことを報告。

真田広之の人間性や作品への取り組みに称賛の声が上がり、日本の描写への丁寧さも高く評価される。

米国での人気や制作にかかる驚きの予算規模など、番組での話題が紹介される。

 漫才コンビ・ハイヒールのリンゴが16日、月曜レギュラーを務める関西テレビ『旬感LIVEとれたてっ!』(月~金曜午後1時50分)に生出演した。番組では米テレビ界のアカデミー賞といわれる『エミー賞』で俳優・真田広之がプロデュース&主演したドラマ『SHOGUN 将軍』の真田が日本人初の主演男優賞に輝いたことを速報。同作は作品賞、監督賞(フレッド・トーイ氏)、主演女優賞(アンナ・サワイ)も受賞する快挙を達成した。

 圧倒的スケールで戦国時代を描いた同作は『クリエイティブ・アーツ・エミー賞』の14部門に加え、エミー賞史上最多の計18冠となった。リンゴは「すごいですねぇ。真田広之さんは昔、ちょっとお会いしたことがあるんですけど、ものっすごい礼儀正しい方です。それがそのままドラマになってる」と人間性を称賛。

「これまで時代劇を継承して支えてくださった全ての方々、そして、監督や諸先生方に心より御礼を申し上げます。あなた方から受け継いだ情熱と夢は海を渡り、国境を越えました」という真田のコメントが紹介されると、リンゴは「コメントにも礼儀正しさが出てる」とした。視聴しているという松尾依里佳は「絶対獲ると思ってました。圧巻です」と絶賛し、日本の描写が細かいところまで行き届いた「徹頭徹尾、時代劇」と表現した。リンゴも「時代考証とかもすごいしっかりしてるって言ってましたね」と続いた。

 字幕文化がない米国で、7割が日本語の作品で字幕に食いついて人気となることが異例で、「時は来た」「エイエイオー」が流行語になっていると紹介された。リンゴは「”ありがたき幸せにございまする”っていうてるところが”サンキュー”って言うたら何か違いますよね。ここは”ありがたき幸せ”っていうね」と話して笑わせた。

 MCの青木源太アナウンサーが「ただ演じるだけではなくて、プロデューサーという肩書きもついて、しっかりそういったこともやっていくということですよね、真田さんは」と感心すると、リンゴは「全幅の信頼があったということですよね、真田さんに。すごいお金(がかかっている)でしょう、多分」と見解を示した。

 芸能デスクの大村正樹氏は、映画『ラストサムライ』(2003年)に出演後、米国に拠点を移した真田が現地の裏方さんや俳優と関係を築き上げたものとし「一朝一夕にできたものじゃないんです。20年かかってこれができた」と真田の努力と手腕を称えた。

 青木アナとリンゴが予算規模に興味を示すと、大村氏は聞いた話として「10話で150億円なんです。これは宣伝費も含まれているんですね。ネット配信で広告・宣伝費がかなりの分量占めますから、制作そのものは1話10億切るぐらいかなっていう感じです」と説明。驚きの声が上がる中、「10話で100億でしょう。“とれたてっ”一生できるぐらいの(額)。青木さん、一生“とれたてっ”やってください」とおどけた。

 青木アナが「ホントに予算規模が違いましたね、アメリカはね」と反応すると、リンゴは「そんだけ(長く)やんねやったら、青木さん、そこ(スタジオ内)に住んだらええやん」と乗っかって笑わせた。