黒木瞳が14年ぶりディナーショー 自ら構成・演出 宝塚からの「出会い」大切に

AI要約

俳優の黒木瞳(63)が14年ぶりとなるディナーショー「for you」を大阪市のホテルで開催する。構成・演出も自身が手掛け、内容には歌やタップダンス、笑いの要素も含まれる。

黒木が宝塚出身であり、宝塚の元トップ娘役、桜乃彩音と共演する。宝塚出身者との共演について、黒木は歌やダンスのレベルの高さを強調している。

黒木は1981年に宝塚に入団し、翌年にはトップ娘役として活躍。現在も俳優として精力的に活動しており、自らのディナーショーを開催するなど多彩な才能を発揮している。

黒木瞳が14年ぶりディナーショー 自ら構成・演出 宝塚からの「出会い」大切に

俳優の黒木瞳(63)が9月28日、14年ぶりとなるディナーショー「for you」を大阪市のホテルで開催する。ディナーショーは4度目。意外だが、「ホテルでのディナーショーは、持ち歌がたくさんある歌手の方がやられるもの。私もCDを出したことはありますが、やはり役者であり、ハードルが高い」と謙虚に語る。

前回は「芸能生活30周年」の記念だった。それから14年。中途半端なタイミングだが、「もう、毎年がアニバーサリーだから」と笑う。

「確かに来年まで待てば15年ぶりと区切りはよかったけど、来年のことは分からないしね。今回、背中を押してくださった方もいて、そういうご縁も大切にしたい」

■自分で演出

構成・演出を自身が務める。監督として4本の映画を撮り、舞台演出の経験もある。宝塚歌劇団の後輩で元星組トップスター、紅ゆずるのディナーショーの演出も手掛けており、満を持してのセルフプロデュースのショーといえそうだ。

「自分のことはやっぱり自分が一番知っている。自分でやった方がいいなと思った」

歌やタップダンス、さらに「会場が大阪ですので、笑っていただけるようなコーナーも作ります」と内容の一部を明かす。

ダンスの振り付けはラッキィ池田に依頼した。

「ミュージカルでご一緒することも多く、気心が知れている。想像の上を行く振りを付けてくれます」

俳優、ダンサーら4人が共演し、バイオリンとピアノの伴奏がつく。

■すみれの花の呼吸

共演の一人は宝塚の元花組トップ娘役、桜乃彩音。黒木が声をかけた。

黒木は2019年にトーク&ショータイム「ハート・ハート」というショーを上演。これも自ら構成・演出・出演し、共演は舞風りら、悠未ひろ、鳳翔大、紅、桜乃と宝塚の後輩で固めた。

「なんか、『あー』って言ったら『いー』みたいな。『いー』って言ったら『うー』みたいなものがあるんです。皆、歌えるし、踊れる。見せ方を知っているの」

1981年の初舞台で、第67期生のタカラジェンヌだった黒木。同期には涼風真世、真矢みきらがいる。翌82年に月組トップスター、大地真央の相手役に登用され、世間をあっと言わせた。入団2年目でのトップ娘役就任は、いまだに破られていないスピード記録だ。85年に大地と同時退団した。