吉田拓郎、一度限りの復帰 11月20日、ミニアルバム「ラジオの夢」リリース 〝ラジオへの感謝〟で制作

AI要約

吉田拓郎が2022年に一度限りの復帰を果たし、ラジオへの感謝を伝えるミニアルバム「ラジオの夢」をリリースすることが決定した。

吉田は数々の名曲を世に送り出してきたが、ラジオの深夜放送との関わりも深く、1970年代から2020年代まで「オールナイトニッポン」などでパーソナリティーを務めてきた。

アルバムには吉田が作詞・作曲した新曲やリメークカバー曲など、5曲が収録される。

吉田拓郎、一度限りの復帰 11月20日、ミニアルバム「ラジオの夢」リリース 〝ラジオへの感謝〟で制作

 2022年にアーティスト活動の第一線から退いたシンガー・ソングライター吉田拓郎(78)が、11月20日にミニアルバム「ラジオの夢」をリリースし、一度限りの復帰をすることが13日、分かった。1970年代から2020年代までラジオのパーソナリティーを務めた吉田が、〝ラジオへの感謝〟を伝えるべく制作を決意した。

 数々の名曲を世に送り出してきた吉田だが、一方でラジオの深夜放送とともに歩んできたと言っても過言ではない。唯一、1970年代から2020年代まですべての年代で「オールナイトニッポン」(ニッポン放送)のパーソナリティーを担当。かつての3大深夜番組「オールナイトニッポン」「パックインミュージック」(TBSラジオ)、「セイ!ヤング」(文化放送)でパーソナリティーを務めたのも吉田だけだ。

 昨年12月に「オールナイトニッポンGOLD」年末特番のパーソナリティーを務めることになり、「自分が一番居心地のよかった場所」「ラジオに救われたアーティスト人生」であったことを再認識し、最後に〝ラジオへの感謝〟を伝えるため「ラジオ&青春」をテーマにした作品の制作を決意したという。今年に入り楽曲制作をスタートし、6月からレコーディングに取りかかっていた。

 アルバムには自身が作詞・作曲し新たに書き下ろしたリード曲「Address Unknown」や、さらに70年代に吉田がパーソナリティーの「バイタリス・フォーク・ビレッジ」(ニッポン放送)内でテーマソングとしてオンエアされた「バイタリス・フォーク・ビレッジの歌」を新たな歌詞を加えリメークカバーした「真夜中のレター」など5曲を収録した。

 吉田は「ラジオさん、いっぱいワガママをきいてくれてありがとうございました。いっぱい悲しみを隠してくれてありがとうございました。いっぱいの怒りの時に背中を押してくれてありがとうございました。いっぱいの涙をふいてくれてありがとうございました。いっぱいの疑問に答えを導いてくれてありがとうございました。ありがとうラジオ これからも僕は君のそばに」と感謝のコメントを発表した。

◆「ラジオの夢」収録曲◆

①Address Unknown*

②五月の風partⅡ

③骨まで愛して

④真夜中のレター

⑤主役*

*は今作のために書き下ろした新曲