アニメ「チェンソーマン」唯一モザイクがかかったのは過激なバトルシーンではなく“トラウマのキス”シーン

AI要約

アニメ「チェンソーマン」における、モザイクがかけられた唯一のシーンは、デンジが酔った姫野に吐瀉物を口移しで飲まされるキスシーンだ。

物語の始まりやキャラクター関係を紹介しつつ、姫野とデンジのキスシーンがトラウマ必至であることを強調。

話題となった第7話のエピソードを通じて、アニメの一風変わった要素や扱われ方に触れる。

アニメ「チェンソーマン」唯一モザイクがかかったのは過激なバトルシーンではなく“トラウマのキス”シーン

 過激描写の多いアニメ「チェンソーマン」には、唯一モザイクをかけられたシーンが存在する――。それは流血などではなく、なんとキスシーン!デンジ(CV:戸谷菊之介)が酔った姫野(CV:伊瀬茉莉也)に口移しで吐瀉物を飲まされるトラウマ必至の場面だ。

 アニメ「チェンソーマン」は、藤本タツキ氏による累計発行部数2800万部突破の同名漫画が原作。デビルハンターとして暮らす少年・デンジが、裏切りによって一度は殺されるものの、“チェンソーの悪魔”ポチタ(CV:井澤詩織)と契約して、悪魔の心臓を持つ“チェンソーマン”としてよみがえることから始まる物語だ。2022年にアニメ第1期が放送され、「劇場版『チェンソーマン レゼ篇』」の制作もすでに決定している。

 姫野は、公安対魔特異4課に所属するデビルハンターで、デンジにとっては先輩だ。悪魔との戦いに際して、姫野は「じゃあデンジくんが悪魔を倒したら……ベロ入れたキッスしてあげる」とデンジに耳打ちしていた。

 第7話では、公安対魔特異4課の新人歓迎会が居酒屋で行われた。デンジが「あの……キスの件は……」と切り出すと、姫野は「シラフじゃ恥ずかしいからさ、もっと酔ったらしたげる」と返した。期待をふくらませるデンジだったが、あこがれの相手であるマキマ(CV:楠木ともり)も宴席にやってきたので、難しい立場に追い込まれる。そうこうするうちに、酔った姫野に突然唇を奪われた。

 「見られちゃった!マキマさんに見られた!」と内心焦りつつも、濃厚なファーストキスに恍惚とするデンジ。しかし、どこか違和感が……。「口の中でとろけてるぞ!?舌じゃ……ない!?」と気づいた瞬間にはもう手遅れだった。なんと姫野は、デンジにキスしながら吐いていた。流血など過激な描写も多いアニメ「チェンソーマン」において、このトラウマ必至のキスシーンは唯一モザイクがかけられた場面だった。

 毎話異なるED曲が披露されたことでも話題になった「チェンソーマン」だが、第7話のED曲に起用されたのは、ano「ちゅ、多様性。」だった。「NHK紅白歌合戦」に出場するなど、アニメの枠を越えるヒットナンバーとなったため、「チェンソーマン」についてはよく知らないまま同楽曲を聞いていた人も多いことだろう。第7話を見れば、「あっ、“ゲロチュー”ってそういうことね……」と納得がいくはずだ。

(c)藤本タツキ/集英社・MAPPA