治安最悪なメキシコの小学校で起きた実話を映画化 『型破りな教室』12月20日公開決定

AI要約

メキシコ映画『Radical』が、『型破りな教室』の邦題で全国公開決定。

実話を基にした人間ドラマで、小学校の教師がユニークな授業で子どもたちを導く。

監督はクリストファー・ザラ、主演はエウヘニオ・デルベス。

治安最悪なメキシコの小学校で起きた実話を映画化 『型破りな教室』12月20日公開決定

 実話をもとにしたメキシコ映画『Radical(原題)』が、『型破りな教室』の邦題で12月20日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほかにて全国公開されることが決定した。

 本作は、麻薬と殺人が日常と化した小学校に赴任した教師が、そのユニークで“型破り”な授業で子どもたちに学ぶことの喜びと未来への可能性を教え、全国最低レベルの成績を全国トップへと導いた、実話を基にした人間ドラマ。アメリカとの国境近くにあるメキシコ・マタモロスの小学校で2011年に起きた実話を描いた本作は、メキシコ本国で300万人を動員し、2023年No.1(国内映画)の大ヒットを記録。サンダンス映画祭では、映画祭観客賞(フェスティバル・フェイバリット賞)を受賞した。さらにアメリカでも、限定公開かつスペイン語作品にもかかわらず、初週5位の快挙をなしとげた。

 監督と脚本を務めたのは、『快楽の代償』のクリストファー・ザラ。『コーダ あいのうた』の音楽教師役で注目を集めたエウヘニオ・デルベスが、型破りな授業によって子どもたちを導く教師・フアレスを演じた。そのほか、ダニエル・ハダッド、ジェニファー・トレホらがキャストに名を連ねている。

 あわせて公開された日本版本ポスタービジュアルには、机と椅子を教室の端に片づけ、子どもたちと一緒に地べたに座って授業をする教師フアレス(エウヘニオ・デルベス)の後ろ姿と、彼の言葉に耳を傾ける子どもたちの姿が捉えられている。