【第59回スーパーボウル】ケンドリック・ラマー、ハーフタイム・ショーのヘッドライナーに決定

AI要約

ケンドリック・ラマーが、2025年2月9日に開催される【Apple Music第59回スーパーボウル・ハーフタイム・ショー】でヘッドライナーを務めることが決定。

ラマーは2回目の出演だが、今回は初めて自身がヘッドライナーとしてステージに立つ。パフォーマンスのクリエイティブ・ディレクションはpgLangが担当。

2022年以来新作をリリースしていないラマーだが、今年は大きな活動があり、ラップ・ビーフや注目曲で話題となっている。

【第59回スーパーボウル】ケンドリック・ラマー、ハーフタイム・ショーのヘッドライナーに決定

 ケンドリック・ラマーが、現地2025年2月9日に米ルイジアナ州ニューオーリンズで開催される【Apple Music第59回スーパーボウル・ハーフタイム・ショー】のヘッドライナーを務めることが決定した。

 ラマーが米NFLのメインイベントでステージに立つのは今回が2回目となる。2022年にドクター・ドレーのウェストコースト・ヒップホップ・ショーケースでスペシャル・ゲストとして出演したが、今回は初めて自身がヘッドライナーを務める。また、ラッパーがヘッドライナーを担当するのは今回で2回目となる。ラマーは声明で、「ラップ音楽は今もなお最も影響力のあるジャンルです。そして、私がその理由を世界に思い出させるためにステージに立ちます。彼らは正しい選択をしました」と述べた。

 パフォーマンスのクリエイティブ・ディレクションは、ラマーが共同設立したクリエイティブ・インプリントのpgLangが担当する。

 ラマーにとって、2022年5月のアルバム『ミスター・モラル・アンド・ザ・ビッグ・ステッパーズ』以来新作をリリースしていないにもかかわらず、今年は大きな年となった。春には、米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で1位に輝いたフューチャーとメトロ・ブーミンの「Like That」にゲストとして参加し、これがきっかけで注目を浴びたドレイクとのラップ・ビーフが始まった。2人のヒップホップ界の巨人は、数年ぶりとなる熱いバトルを繰り広げ、ディス・トラックを飛ばしあった。結果的にラマーがアンセム的な「Not Like Us」をリリースし、ビーフは終息した。この曲は大ヒットとなり、“Hot 100”で通算2週1位を獲得し、5月4日のリリース以来、米国内で7億6,500万回のオンデマンド・ストリーミングを記録した。

 【スーパーボウル】のハーフタイム・ショーは、米ニュー・オーリンズのシーザーズ・スーパードームから米フォックスで生中継される。また、ロック・ネイションがショーのプログラミングを担当するのは6年目となり、ジェシー・コリンズと共にショーをエグゼクティブ・プロデュースし、DPSがプロデュース、ハミッシュ・ハミルトンが監督を務める。ジェイ・Zが率いるロック・ネイションは、2019年に米NFLと提携し、エンターテインメント・プログラミングと社会正義への取り組みをリーグに代わって担当している。その結果、ロック・ネイションは2020年から世界のエンターテインメントの中でも最も注目されるステージの1つであるハーフタイム・ショーの監督も担当することとなった。

 「ケンドリック・ラマーはまさに一世代に一度のアーティストでありパフォーマーです。彼のヒップホップと文化に対する深い愛情がその芸術的ビジョンを形作っています。彼には、世界的に文化を定義し影響を与える比類なき能力があります。ケンドリックの作品は音楽を超えたものであり、彼の影響力は今後何年にもわたって感じられるでしょう」とジェイ・Zは声明で述べた。

 なお、Apple Musicがこのイベントのタイトル・スポンサーを務めるのは来年で3年目となる。初めてスポンサーを担当したのは2023年で、当時リアーナが米フェニックスでショーのヘッドライナーを務めた。