成田悠輔氏 立憲代表選が自民総裁選に対抗するために「あっと驚くような実験をやるしかない」

AI要約

経済学者成田悠輔氏が「サンデージャポン」に出演し、自民党総裁選と立憲代表選についてコメント。若手議員から改革派の不在を指摘し、立憲の代表選には興味不足を示唆。

自民党総裁選では河野氏について「退屈になって現実的になった」と分析。若手から改革派議員の不在に懸念を示す。

立憲代表選については、普通のメンバーで地味であると指摘。対抗策として驚きを提案し、100人出馬や国民投票導入などの斬新な方法を論じた。

成田悠輔氏 立憲代表選が自民総裁選に対抗するために「あっと驚くような実験をやるしかない」

 1日放送の「サンデージャポン」(TBS系)に経済学者の成田悠輔氏がリモートで出演。自民党総裁選と立憲民主党の代表選について持論を述べた。

 総裁選には小泉進次郎元環境相や河野太郎デジタル担当相、石破茂元幹事長など10人前後が立候補する意志を示している。一方の立憲代表選は推薦人20人のハードルがある中で、枝野幸男前代表や野田佳彦元首相が出馬表明している。

 河野氏と対談経験がある成田氏は「(河野氏に)かつてのような分かりやすい威勢のよさはなくなっているのはその通りで、お立場もできて丸くなって退屈になったのもその通り。河野氏も大臣でお年なので現実的になるのは自然なこと」と分析した。

 その上でむしろ自民党若手に対して思うところがあるという。「不思議なのは自民党の若い世代から、かつての河野氏みたいな改革派が出てこないことの方がヤバいんじゃないか。若い世代の中から河野氏のような人が出てくることを期待したい」と話した。

 

 一方、立憲民主党の代表選について「みんなあんまり立憲民主党の代表選に興味を持てていない。地味でいつものメンバーですし」と指摘。総裁選に対抗するために、「あっと驚くような実験をやるしかない。推薦人とっぱらって誰でも出れるようにして100人出ましたとカオス状態にするとか、国民投票みたいなのを導入するとか、インターネット投票初めてやりますとか、あるいは猫でも犬でも猿でも立候補できますとか。それくらいのことやらないと代表選が自民党と戦うのは難しい。刺し身のツマみたいな感じになる」と提案した。