【公演レポート】汗と涙の向こう側へ…島村龍乃介らが見せる集大成、ペダステ最終公演開幕
舞台「弱虫ペダル」Over the sweat and tearsが本日8月31日に東京・シアターHで開幕。
今回の作品は、インターハイ神奈川県大会3日目のエピソードを描いており、キャストや演出陣も熱いコメントを寄せている。
公演期間は9月8日までで、特別企画「ペダステボーナスステージ」も開催される予定。
舞台「弱虫ペダル」Over the sweat and tearsでは、小野田や真波などのキャラクターが熱いレースシーンを演じ、観客を魅了している。
キャストや演出陣はオフィシャル会見で意気込みを語り、最終公演「Over the sweat and tears」に向けて全力を注いでいる。
公演の詳細やチケット情報、特別企画の内容などについても紹介されている。
「舞台『弱虫ペダル』Over the sweat and tears」が本日8月31日に東京・シアターHで開幕。これに先駆け、昨日30日にゲネプロとオフィシャル会見が行われた。
「舞台『弱虫ペダル』」(以下ペダステ)は、渡辺航のマンガ「弱虫ペダル」(秋田書店)を原作とした舞台シリーズ。2012年にスタートしたペダステは、今回の「Over the sweat and tears」の公演をもって12年の歴史に幕を下ろす。最終公演「Over the sweat and tears」では、西田シャトナーが脚本・レース演出メソッド創作・監修、鯨井康介が演出を担当する。
本作で描かれるのは、インターハイ神奈川県大会3日目のエピソード。ゲネプロは、小野田坂道役の島村龍乃介らがペダステに初参加した「The Cadence!」から、インターハイ2日目の出来事を描いた前作「THE DAY 2」までのダイジェストシーンで幕開け。その後は、元木聖也扮する広島呉南工業高校のエース・待宮栄吉と、相澤莉多扮する箱根学園のエースアシスト・荒北靖友が熱戦を繰り広げる場面や、総北高校と箱根学園が3日目のゴールに向けて火花を散らすシーン、新井將扮する京都伏見高校のエース・御堂筋翔が、総北と箱学の熾烈な争いに食い込んでくる場面などが、選手1人ひとりのエピソードを交えつつ丁寧に描かれる。今作の見どころの1つとなる小野田と真波山岳のレースシーンで、島村は、笑顔でケイデンスを上げながら全力でレースを楽しむ小野田を熱演。一方、真波役の中島拓人は、のほほんとした普段の真波と、鬼気迫る様子でレースに没頭する真波を見事に演じ分けた。
オフィシャル会見には、島村をはじめとするメインキャスト6名と演出の鯨井が出席した。島村は「初めてペダステに参加した『The Cadence!』から4作目にして、やっと真波としっかり走ることができます。全員が本気で走っているので、必死にゴールを目指すみんなの姿を観て、熱量を感じていただけたら」とコメント。砂川は「ペダステは心から熱い気持ちになれる舞台。このカンパニーの皆さんと出会えて良かったです」と感慨深げに語り、北乃は「田所(迅)の背中を見て成長してきた鳴子が、総北のために“鳴子劇場”を完走するところを観てほしいです」とアピールした。
続く中島は「これまでレースに参加している皆さんを応援することが多かったので、ガッツリレースをするのは今回が初めて。龍(島村)と『最後は絶対に僕たち2人で闘いたいね』と言っていたので、その夢がやっとかないます。皆さん、ご刮目くださいませ!」と瞳を輝かせる。新井は「先輩方が作り上げてきた伝説を超えるため、みんな一丸となって走ってきました。『Over the sweat and tears』は、伝説を塗り替えられるような作品に仕上がったと思います」と自信をのぞかせた。
ペダステ初参加となる元木は「ペダステは男子校のようなカンパニーで、自分が高校生だった頃の温かい気持ちを思い出すことができました。新しい風を吹き込めるよう、相棒の(熊沢)学と一緒に盛り上げていけたら」と意気込みを語る。最後に鯨井は「ペダステの集大成というとおこがましいかもしれませんが、レース演出協力の河原田巧也と一緒に、これまでの演出を踏まえた作品作りに取り組みました。『Over the sweat and tears』というサブタイトルの通り、役者1人ひとりが熱い走りをしています。汗と涙の向こう側にある、すべてを出し切った彼らの表情を見ていただけたらと思います」と晴れやかな表情で語った。
上演時間は休憩ありの約2時間45分。公演は9月8日まで行われ、DMM TVでは7日12:00 / 17:30開演回の様子が配信される。また8日を除く公演では、終演後に特別企画「ペダステボーナスステージ」が開催される。
■ 舞台「弱虫ペダル」Over the sweat and tears
2024年8月31日(土)~2024年9月8日(日)
東京都 シアターH
□ スタッフ
原作:渡辺航「弱虫ペダル」(秋田書店「週刊少年チャンピオン」連載)
脚本・レース演出メソッド創作・監修:西田シャトナー
演出:鯨井康介
音楽:manzo
□ 出演
総北高校
小野田坂道:島村龍乃介
今泉俊輔:砂川脩弥
鳴子章吉:北乃颯希
巻島裕介:山本涼介
金城真護:川崎優作
田所迅:滝川広大
箱根学園
福富寿一:高崎俊吾
荒北靖友:相澤莉多
東堂尽八:フクシノブキ
新開隼人:百成瑛 / 村上渉
泉田塔一郎:青柳塁斗
真波山岳:中島拓人
京都伏見高校
石垣光太郎:鐘ヶ江洸
御堂筋翔:新井將
広島呉南工業高校
待宮栄吉:元木聖也
井尾谷諒:熊沢学
パズルライダー
パズルライダー監督:伊藤玄紀
山口拳生 / 若林佑太 / 一瀬悠 / 河野智平
※川崎優作と高崎俊吾の「崎」は立つ崎(たつさき)、高崎俊吾の「高」ははしご高が正式表記。
※新開隼人役の百成瑛と村上渉は全公演2人で1役を演じる。
■ 「ペダステボーナスステージ」
2024年8月31日(土)~9月7日(土)
MC:河原田巧也
□ ゲスト
8月31日(土)12:00開演回:渡辺航、西田シャトナー
8月31日(土)17:30開演回:馬場良馬、郷本直也
9月1日(日)12:00開演回:植田圭輔、秋元龍太朗
9月1日(日)17:30開演回:鳥越裕貴、村田充
9月3日(火)13:00開演回:富永勇也、飯山裕太
9月4日(水)12:00開演回:島村龍乃介、砂川脩弥、北乃颯希、中島拓人
9月4日(水)17:30開演回:猪野広樹、百瀬朔
9月5日(木)13:00開演回:鈴木拡樹、宮崎秋人
9月6日(金)12:00開演回:鐘ヶ江洸、田口司、新井將
9月6日(金)17:30開演回:椎名鯛造、原嶋元久
9月7日(土)12:00開演回:糠信泰州、杉咲真広
9月7日(土)17:30開演回:鯨井康介、八島諒
(c)渡辺航(秋田書店)2008/ 舞台『弱虫ペダル』製作委員会