SKE48林美澪 卒業インタビュー「ファンの方のおかげで自分らしく活動できました」

AI要約

林美澪(15)がSKE48を卒業する理由として、新たな成長を求めたことを述べる。

高校進学とは関係なく、学業とアイドル活動を切り離して考えていた。

活動を振り返り、SKE48での経験に感謝し、メンバーとの思い出について語る。

SKE48林美澪 卒業インタビュー「ファンの方のおかげで自分らしく活動できました」

 アイドルグループ「SKE48」の林美澪(15)が31日をもってグループを卒業する。林はSKE48の10期生オーディションでグループ史上最年少の10歳で合格。お披露目から約4年半の間でシングル2曲のセンターを務めるなどグループをけん引してきた。卒業を前にグループと応援してくれたファンへの熱い思いを語った。(※31日に予定されていた卒業公演は台風10号の影響で9月15日に延期。ただし最終活動日が31日というのは変わらず)

 ――卒業を決めた理由は

 林 SKE48に入ってこの4年半、本当にたくさんのことを経験させていただき成長することができました。また新しく成長できることを見つけようと思って今回の決断に至ったという感じです。

 ――4月から高校に進学したということも関係がある

 林 それはないです。学業とお仕事はいつも切り離して考えているので。高校生になったから辞めようとかではありません。

 ――学校は楽しい

 林 楽しいです。友達と放課後に残ったりとかする時間が一番楽しいですね。おしゃべりしたり、勉強したりしているんですけど、みんなで勉強する時間も青春って感じがして好きです。

 ――SKE48での活動を振り返ってみて

 林 本当に普通の小学生、中学生、高校生では体験できないような経験をたくさんさせていただきました。大人の方と関わる機会も多くて、社会経験をめちゃくちゃさせていただけたなと思います。選抜メンバーに入ってからはミュージックビデオ撮影や歌番組への出演機会もあったり、イベントに呼んでいただくことも多かったので、すごく楽しかったです。

 ――大変だったことは

 林 中学1年生のときに28thシングル「あの頃の君を見つけた」でセンターに立たせていただいたり、中学2年生のときには初のソロ曲「私の時計」をいただいたり、中学3年生のときには新しく始まった「声出していこーぜ!!!」公演でソロ曲「星の雫」とセンター曲「Loose control」をいただきました。節目、節目で大きい出来事がすごく多かったので、正直、どれが一番大変って言われると、ずっと大変だったなという感じです。大変だけどやりきった後の達成感というのは大きかったので、大変だった時期も今となってはいい思い出だなと思います。

 ――SKE48に入って良かった

 林 はい!メンバーの皆さんがとても優しくて、こんな素敵な方達にめぐり合えたことだけでもすごく大きな出来事だなと思うので、とても感謝しています。

 ――メンバーとの思い出は

 林 最近だと8月3日に仙台でサマーツアーがあったんですけど、ホテルの熊崎晴香さんのお部屋に遊びに行って深夜まで2人でいろんなことを語り合いました。それから菅原茉椰さん、高畑結希さん、相川暖花さんと私の4人で「美澪を愛でる会」というのがありまして(笑い)。この4人はすごく仲が良くて先月も一緒にご飯に行きました。焼肉に行って、その後、かき氷も食べに行って。今日もこの後、食事に行きますし、月に1回、定例会をやろうって話しています。いつかはみんなでディズニーランドに行くのが夢です。

 ――SKE48の活動で心残りだったことは

 林 何もないって言い切れるくらい自分がやりたいなと思っていることをやらせていただけました。やりたいものがまだあったなというよりは、もっとやれるべきことはあったのかな、もっとSKE48に貢献できたのかなとか、そういうふうに考えちゃうことの方が多いです。

 ――十分貢献してきたのでは

 林 全然ですよね。貢献というか、あまりお役に立てなかったかもしれないなというのは感じています。本当にいっぱい大きなお仕事をいただいたけどそれをものにできなかった部分もすごく多かったので申し訳ないなと思っています。歌番組に年齢のこともあって出演できないことも多くて、それは本当に悔しいなって思うんですけど、それもそれで若いっていう〝証〟だと思って、いいかなって思ってます。

 ――名古屋のグループで活動してきたことについて

 林 私は名古屋が大好きなのでやっぱり名古屋にこういう大きなアイドルグループがあることはすごくうれしいことだと思います。もっと名古屋の人に知ってもらいたいなって思います。

 ――ファンの応援が力になった

 林 なんでこんなに私を応援してくれるんだろうって、最初はすごく思っていました。でもそう思っていた私を変えてくれたのはファンの方でした。みなさんがいろいろな私を褒めてくださって、林美澪ちゃんにはこういう魅力があるから自分たちは応援してるんだよって伝えてくださったおかげで自分に自信が持てるようになったし、自己肯定感も少しだけ上がった気がします。

 ――最後にファンにメッセージを

 林 どんな私でも受け入れてくれて、卒業発表した時も「美澪ちゃんの進む道を応援します」と言ってくださるファンの方が多数で、それがすごくうれしかったです。私の意見を尊重してくださるファンの方がいてくださったおかげで私は自分らしく活動できました。本当に皆さんには感謝してもしきれないくらい、たくさんの「ありがとう」という気持ちでいっぱいです。これからのことはまだ分かってはいないんですけど、皆さんがこれからも楽しく生活できるようにお祈りしています。本当にありがとうございました!