EXILE NAOTO、初のライブツアーを完走!ØMI、ELLY、SOTA(BE:FIRST)、Tani Yuukiらが登場

AI要約

EXILE NAOTO(EXILE / 三代目 J SOUL BROTHERS)が初のライブツアー『NAOTO PRESENTS HONEST HOUSE』のファイナル公演を開催。ステージを背負うプレッシャー、パフォーマンスのハイライト、意外なゲスト登場などで会場を沸かせた。

ライブ中には新曲や過去の名曲の披露、サプライズゲストとのコラボレーション、特別なメッセージやサプライズケーキのプレゼントなど、観客を楽しませる工夫が随所に見られた。

NAOTOはこのソロツアーの経験が今後の活動に生かされることを期待し、三代目 J SOUL BROTHERSとしてのドームツアーを控え、グループとしての活動にも意欲的な姿勢を見せている。

EXILE NAOTO、初のライブツアーを完走!ØMI、ELLY、SOTA(BE:FIRST)、Tani Yuukiらが登場

■「ひとりでステージを背負うことのプレッシャーはずっとありました」(EXILE NAOTO)

EXILE NAOTO(EXILE / 三代目 J SOUL BROTHERS)としての初のライブツアー『NAOTO PRESENTS HONEST HOUSE』のファイナル公演『NAOTO PRESENTS HONEST HOUSE 2024 “THE FINAL”』が、東京ガーデンシアターにて8月27日に開催された。

ライブ直前に行なわれた囲み会見では、今回のライブについて「今年41歳になるんですけど、この歳でこんなチャレンジをできることを幸せに思いますし、やってみてひとりでステージを成立させることの楽しさと難しさ、両方を感じることができました。終わっちゃうのが寂しいです」とコメント。

開演を今か今かと待ちわびるなか、会場のライトが暗転すると「Are you ready?」と勢いよくNAOTOが登場。そのままオープニングダンスへと繋げ、会場のボルテージは1段階上がった。

その勢いのままNAOTOは「ファイナルー!」と力強く呼びかけ、HONEST BOYZ(R)のアッパーな楽曲「要!」へ。曲中の歌詞で“手を挙げて下さい!”と煽ると、オレンジ色のペンライトが高く上がる。ここまで全国8都市12公演をこなしてきたNAOTOと、ファンの一体感が表れた瞬間だった。

「Put Your Hearts Up feat. PKCZ(R)」「TOKYO DIP」では、力強くスキルフルなダンスで魅せる一幕も。続く「TOY BOY feat. DEAN FUJIOKA」では、NAOTOがクリエイティブ・コーディネーターを務めるKID PHENOMENONのメンバーがDEAN FUJIOKAのパートを担当。

「PART TIME HERO」では、HONEST BOYZ(R)としてともに活動するSWAYが登場し、息のあった掛け合い。時折、会場を煽りながらも、お互いにアイコンタクトを取り合いながら、パフォーマンスをしてみせた。ネオンの光が輝くなか、ダンスブレイクでは、レーザーを手の上に乗せたり、持ったりしながらダンスしたり、カーテンのように広がったレーザーを閉める仕草をしたりと、レーザーを思いのまま操る姿も。寸分の狂いのないパフォーマンスに、時折感動の声があがった。

そしてスクリーンに「SPECIAL GUEST」という文字が浮かんだあとで表示されたのは、なんと“ズクダンズンブングン”という文字。「“ズクダンズンブングン”ってあの?」と思った観客の前に現れたのは、このネタで一世風靡したはんにゃの金田哲。白いTシャツ姿にサングラスをかけた金田が登場すると、会場からは笑いと歓声が。ただ、いざ楽曲が流れると往年のギャグをクリエイティブに昇華した楽曲に、『D.LEAGUE』で2連覇を達成したダンスチーム・KADOKAWA DREAMSもパフォーマンスに花を添えたこともあり、観客もどんどんとこの日初解禁、初披露された楽曲「ズクダンズンブングン feat. はんにゃ.金田」の虜に。その反応を見たNAOTOは「いろんな空気が流れていますね」、金田も「いろんな顔してます。とても人間らしいです」とコメント。もともと交流のあったSWAYと金田の会話がきっかけで、今回のコラボが生まれたことを明かした。

往年のヒットナンバー・コブクロの「桜」のサビをコブクロ本人たちが歌い直し、HONEST BOYZ(R)があらたにヒップホップ要素を足したナンバー「SAKURA feat. KOBUKURO」では、NAOTOとSWAY、KID PHENOMENONで歌唱。会場を横に大きく手を振り煽ると、会場もそれに合わせる姿も見受けられた。

そんな幻想的とも言えるステージのバトンを受け継いだのは、このツアーをNAOTOとともに盛り上げたKID PHENOMENON。雄大な世界観を表現した「存在証明」、2024年の春にリリースした「Show U Light」の2曲を披露し、確実に存在感を示していた。

ムーディーな1曲「WOW」では、DOBERMAN INFINITYのボーカル林 和希が登場。NAOTOもこれまでのアッパーな雰囲気から一変させ、ハットを被り、ベンチに座ってパフォーマンス。一気に大人な魅力へと誘った。

約10曲を披露したところで、この日、初めてのトークパートへ。NAOTOはまず「楽しんでいただけていますか? 私のホームパーティに皆さんを招いて自由に楽しんでいただいているというコンセプトでございます」とコメント。ここまでの盛り上がりぶりを振り返って「不動産屋さんから連絡が来て…」とホームパーティーに準えたジョークを交えた。

恒例となった質問コーナーでは事前に寄せられた質問に回答。「グループとは違って、初のソロツアー大変だったことは?」との質問には「僕が遅れたら全部が止まるということですよね。だから、ひとりでステージを背負うことのプレッシャーはずっとありました」と回答。そのほか「三代目で一緒に暮らすなら?」といった質問などにフランクに回答し、会場の笑いを誘っていた。

さらに、ここで「Tani Yuukiです! よろしくお願いします」と元気よく登場したのはシンガーソングライターのTani Yuuki。「Myra」と「W/X/Y」を歌唱すると、NAOTOはTaniの前で歌詞の世界観を体現するような、甘くしっとりとしたダンスパフォーマンスで魅了した。かと思えば、楽曲終わりには「やば!」と言い、Taniと握手からのハグ。「実は初対面なんですよ」とNAOTOは喜びをあらわにした。

そこから「ひとつやりたいことがある」と合図を送ると、会場はペンライトの温かな光で埋め尽くされる。そして、ダンスヒストリーを振り返るNAOTOの語りが流れ、エモーショナルなムードに。パフォーマンス楽曲「THIS IS MY HISTORY」へと繋げた。ひとり黙々と、ダンスを練習している姿を彷彿とさせる鏡の前でのダンスからスタートした同曲。その後も、目まぐるしく動く鏡や椅子などの小道具を駆使しながら、ステージの上でダンス1本で勝負。最後にはダンスへの熱い想いをマイクを通して告白。今まで積み重ねてきた経験値をこれからも積み重ねていくことを表明し、観客を圧倒する時間となった。

HONEST BOYZ(R)の新曲「チキンハツ」からステージはラストスパートへ。「BEPPING SOUND feat. HIROOMI TOSAKA」では、OMI(「O」は、ストローク有りが正式表記)が登場。HONESTの雰囲気に、OMIの伸びやかな歌声が乗り、フロアの盛り上がりは、また1段階上がった。

続けて披露された「HeartBreakerZ feat. CRAZYBOY」では、曲の途中から「東京、わかってるよな? やつが来てるぜ!」という煽りとともに、白いダウンにニット帽を合わせたELLY/CrazyBoyが登場。会場の盛り上がりは最高潮のまま本編は終了した。

会場からの大きな“NAOTO”コールのあとでは、再びスクリーンにスペシャルシークレットゲストの文字。そして、この日3組目のサプライズゲストRIEHATAとSOTA(BE:FIRST)が登場した。これには会場も大盛り上がり。日本のダンスシーンを牽引するダンス強者たちによる夢のコラボレーションで、会場はダンスフロア状態に。縦ノリで、彼らのダンスに全身で乗っていた。

そこから、SWAYとともにカバー曲小沢健二の「ラブリー」を熱唱。曲が終わると「本当にお疲れ様です。すごいことしてました、今日たくさん」とSWAY。さらに「こちらをご覧ください」というと小林直己、岩田剛典からソロツアーを労う内容の、山下健二郎と今市隆二からは8月30日に迎えるNAOTOの41歳の誕生日を祝う内容のビデオメッセージが届いた。そして、会場からは歌のプレゼントが。それに合わせてOMIとELLY/CrazyBoyが今回のペンライトの形をしたケーキを運んでくると、NAOTOはとびっきりの笑顔でサプライズを喜んでいた。

そして、最後にはゲストを含む出演者が集まった状態で再び「要!」。アッパーな雰囲気のまま、会場からは労いの声援が送られ、このツアーは幕を閉じた。

11月からは三代目 J SOUL BROTHERSとしてのドームツアーも控えているNAOTO。事前に行なわれた会見のなかで、そのことについて話が振られると「7人になったときに、今回の経験が力になることをすごく期待してもらっていると感じているので、そこでソロ以上に集まったパワーを見せていけたら」と発言。その言葉のとおり、今後のグループ活動でさらにパワーアップした姿を見せてくれるのではないかと期待に胸が高まる。