ボイメン平松賢人「ボイメンの時とは違う、僕の世界観を楽しんで」新曲「ア・ヤ・シ・イ・ネ」

AI要約

名古屋出身のBOYS AND MEN(ボイメン)平松賢人が新曲のプロモーションで日本全国を駆け巡る

新曲「ア・ヤ・シ・イ・ネ」は幅広い層から支持を集め、昭和・平成のポップスらしいきらびやかな雰囲気が魅力

平松はボイメンとは異なる個人の世界観を楽しんでもらいつつ、演歌・歌謡曲系歌手としても活躍中

ボイメン平松賢人「ボイメンの時とは違う、僕の世界観を楽しんで」新曲「ア・ヤ・シ・イ・ネ」

 名古屋発エンターテインメント集団「BOYS AND MEN(ボイメン)」の平松賢人(29)がこのほど、セカンドシングル「ア・ヤ・シ・イ・ネ」のプロモーションのため、大阪・中之島の日刊スポーツを訪れた。「ボイメンの時とは違う、僕の世界観を楽しんでください」と、どこか懐かしさを覚える新曲について語った。

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 新曲「ア・ヤ・シ・イ・ネ」は、どこか懐かしさを思わせる歌謡曲ふう。こぶしを利かせた、演歌テイストもあり、若い世代だけでなく、幅広い層から支持を集めている。

 初ソロシングル「灼熱ロマンス」は、かつて田原俊彦が歌った「抱きしめてトゥナイト」を連想させるダンスナンバー。対して「ア・ヤ・シ・イ・ネ」は昭和・平成のポップスらしい、きらびやかさをより強調した。

 平松 僕なりに新しいチャレンジを試みました。演歌のコンサートに参加して歌わせてもらっても、皆さんがなじんでおられますし、僕も楽しんでいます。おかげで応援してくださる方々の年齢層が、グッと上の方に広がりましたね。歌っているうちに力が入って汗をかいたら、客席からそっとハンカチを差し出してくれるマダムもいて、ありがたく思います。

 平松は名古屋生まれ、名古屋育ち。小学4年生からキッズモデルなど芸能活動をスタート。ボイメンでは、歌をはじめパフォーマンス面でのリーダーを務めている。

 そのボイメンは東海エリア出身のメンバーによって、2010年結成。名古屋でライブ活動を重ね、16年、日本レコード大賞新人賞。17年に日本武道館、19年にはナゴヤドームで公演を成功させた。

 ひたむきに歌、ダンス、演技に取り組むボイメンは「汗臭さ」「泥臭さ」が人気。親しみやすいキャラクターから「名古屋の町おこし兄さん」とも呼ばれている。

 平松の持つ魅力は、アイドルとして一時代を築いた沢田研二、郷ひろみに通じるものがある。

 平松 あの時代の皆さん、ダンススキルも素晴らしいんです。ダンスの中にもジャズやバレエのエッセンスが含まれていて、アクロバティックな面もあるんですね。僕も夏のイベント、ライブを全力で駆け抜けて、秋には体力的にもひとまわりパワーアップしていたいです。

 10月11日には東京・IMA HALL(午後1時、午後4時開演)で「3人の歌仲間 我ら演歌第7世代SP」にゲスト出演する。同14日には、大阪・朝日生命ホールの「3人の歌仲間IN大阪」(正午開演、午後4時開演=平松は正午の部に出演)も。演歌・歌謡曲系歌手としての活動にも力を注いでいる。

 平松 ボイメンでの活動と個人では、全く別ものだと思ってます。作り込むことはせず、素の自分をさらけ出すのがボイメン。逆にソロでは、照明や演出も含めてしっかり作り上げたものを見てもらいます。大阪のファンは、ステージと客席の距離が近くて、雰囲気もフレンドリー。ムード歌謡を歌いながらファンの女性と握手をしていると、いきなり僕に話しかけてくる方もいるんですよ。こちらは歌っていて話せないんですけど(笑い)。

 これまで県外で暮らしたことのない、生粋の名古屋人。ゆえに、胃袋も「濃い味=名古屋風」を好む。

 平松 ふつうに食事をして、ふと「濃い味が好きだなあ」と気づくんです。そこは名古屋人ですね。みそ煮込みうどん、手羽先などの地元名物はもちろん欠かせません。ちょっと体調を崩した時に必ず食べるのは、名古屋にいくつも店がある「味仙(みせん)」。ニンニクチャーハン、ホルモンラーメン…。たまりませんねえ(笑い)。これでグッと元気を取り戻します! あ、矢場とんのみそかつも大好きです。誰かに差し入れする際にも、よく使わせてもらってます。

 こってりしたソウルフードこそ、やみつきになるザ・名古屋。「ア・ヤ・シ・イ・ネ」のMV(ミュージックビデオ)で見せる妖艶な平松ワールドも、一度見たら忘れられない、濃厚な味わいだ。

 ◆平松賢人(ひらまつ・けんと) 1994年(平6)11月14日生まれ、名古屋市出身。BOYS AND MEN(ボイメン)のメンバーとして活動中。2019年にはナゴヤドームで単独ライブ。21年「灼熱ロマンス」でソロ歌手デビュー。趣味はカメラ、水泳、旅行。身長175センチ。