とにかく硫酸の雨が降り注ぐ!フランス発のサバイバル・スリラー『ACIDE/アシッド』が怖すぎる…

AI要約

映画『何でも溶かしちゃう液体』は、溶かされる恐怖の中で家族ドラマが展開するサバイバル・スリラー作品。登場人物は恐怖に震え、液体は延々と飛び散り、逃げ惑う姿が描かれる。

恐怖を表す「ホラー」、「ミステリー」、「サスペンス」、「スリル」の違いや、それぞれの語源について調査する。全てが恐怖を表現する要素であり、最終的にはすべてが恐怖を生む。

映画は高額な制作費がかけられ、丁寧に撮影されているが、フランス人の気持ちが理解できない怪作。映画の楽しみ方には、新たな恐怖や驚きを求める瞬間を探し求めることも含まれる。

とにかく硫酸の雨が降り注ぐ!フランス発のサバイバル・スリラー『ACIDE/アシッド』が怖すぎる…

 とにかく、空から「何でも溶かしちゃう液体」が、降り注いできて、車でそれから逃げ惑う映画でした。間で家族ドラマとかも起こるのですが、その間にも建物とか車の屋根とか地面とかが溶かされるので、だいたいどんな問題が起こっても、まずは逃げることが優先になって、何も解決しません。

 これが、サバイバル・スリラー!!

 怖すぎて「スリラー」「ホラー」「ミステリー」「サスペンス」の違いを調べてしまいました。「人間は、知らないものほど怖がる」らしいので。この恐怖から逃げ切るには「相手を知る」しか、ありません。

「ホラー」は、「震えること」転じて「恐怖」を表す表現になったそうです。

 続いて「ミステリー」、霧を表す「ミスト」から転じ「霧の中を彷徨うような、先がわからない恐怖」。

「サスペンス」は、サスペンダーとかサスペンションと同じ語源で「吊るされる」から転じ「いつ落ちるかわからない、ジラされる恐怖」。

 さて、本命「スリル」の語源ですが、「震える」とか「振動する」で、転じて「ドキドキする様」を形容する用になったそうです。

 ちなみに「スプラッター」は、「スプラッシュ」。「液体がはねる、飛び散るという意味」から来ていて、飛び散る液体を観せて、怖がらせるホラー映画の1ジャンルだそうです。

 結局、全部恐怖!

 そして、この映画、全部の要素入ってる! 基本、登場人物も恐怖に震えてるし…車も路面が溶けてるからガタガタして震えてるし、雨が何なのかわかんないから、この先なにが起こるかわからないし、今にも雨で屋根が溶かされそうというジラされ恐怖! 液体は、延々とそこら中に飛び散りまくってます。当たると死にます。

 すっごいお金をかけて、丁寧に撮っている印象の作品なのですが、なんで「そんなことをしたのか」、フランス人の気持ちが一切理解できない怪作でした。

「映画」の、楽しみかたってこういうものに出会う瞬間を探し求めることにもあるとおもうので、是非、映画好きの皆様はこの霧と雨と飛沫の向こうに、彷徨っていって頂きたいです。