マライア・キャリー、母と姉が同日に亡くなったと明かす

AI要約

マライア・キャリーが母と姉のほぼ同時の死に苦しみ、感謝とサポートを求めています。

家族の複雑な関係や過去の苦難についても触れられており、母親との関係についても綴られています。

詳細な死因はまだ不明で、マライアはこの困難な時期にプライバシーを尊重してほしいと訴えています。

マライア・キャリー、母と姉が同日に亡くなったと明かす

 マライア・キャリーは想像を絶するような喪失に苦しんでいる。米ピープルが最初に報じ、現地時間2024年8月26日に米ビルボードが確認したとおり、彼女の母パトリシアと姉アリソンが、先週末の同日に数時間差で他界した。

 マライアは、米ビルボードに寄せた声明の中で、「この週末に母を亡くし、胸が張り裂けそうです」と綴っている。「そして悲しいことに、さらに悲劇的な展開により、私の姉も同じ日に命を落としました」と彼女は続け、「母が亡くなる前、最後の1週間を一緒に過ごせたことを幸せに感じています」と明かした。

 【グラミー賞】を5度受賞している彼女は、「この困難な時期に皆さんの愛とサポート、そして私のプライバシーを尊重してくださることに感謝しています」と付け加えた。パトリシアとアリソンの死因についての詳細はまだ公表されていない。

 パトリシアは、ジュリアード音楽院で学んだオペラ歌手で、ボーカル・コーチだった。米ピープルによると、彼女はアルフレッド・ロイ・キャリーと結婚し、アリソン、マライア、そして息子モーガンをもうけたが、マライアが3歳の時に離婚。アルフレッドは2002年にガンで亡くなった。

 双子のモロッカンとモンローの2児の母であるマライアは、家族との複雑な関係についてオープンにしてきた。2020年に出版された回顧録『ザ・ミーニング・オブ・マライア・キャリー』の中で、セラピストから、自分自身の“正気と心の平和”のために“文字通り、家族の名前を変えて、(関係を)再構築する”よう勧められたと綴っていた。「母は私にとってパットになり、モーガンは元兄に、アリソンは元姉になりました……私が空想していたようなママ、お兄ちゃん、お姉ちゃんという関係にいつか奇跡的になれると期待するのを止めなければならなかった」と彼女は書いている。

 マライアは、「私たちの物語は、裏切りと美しさについてです」と回顧録の中でパトリシアについてこう付け加えた。「何度も束縛から自分を解放してきましたが、私の頭上には常に悲しみの雲が漂っていると感じます。それは単に母のせいだけでなく、私たちの複雑な旅のせいでもあります……私たちの関係は、プライド、痛み、羞恥心、感謝、嫉妬、憧れ、そして失望が絡み合ったチクチクしたロープのようなものです。私と母の心を縛り付けているのは、複雑な愛なんです」と説明していた。