『ワンダンス』アニメ化で来年放送 吃音症の高校生がフリーなダンス表現に挑む青春

AI要約

漫画『ワンダンス』がテレビアニメ化され、2025年に放送されることが決定した。

原作『ワンダンス』は90万部を突破し、吃音症の高校生とダンスに没頭する青春漫画であり、国内外で高い人気を誇る作品である。

アニメ化を待ち望む声が高まり、本作のアニメ化が実現。ダンスシーンや恋愛描写が人々の胸を掴んでいる。

『ワンダンス』アニメ化で来年放送 吃音症の高校生がフリーなダンス表現に挑む青春

 漫画『ワンダンス』がテレビアニメ化されることが決定し、2025年に放送されることが発表された。

 原作『ワンダンス』はシリーズ累計発行部数90万部を突破しており、自分の気持ちを上手く表現できない、吃音(きつおん)症の高校生・小谷花木(こたにかぼく)が、人目を気にせずダンスに没頭する同級生・湾田光莉(わんだひかり)に惹き込まれ、言葉の要らない“フリースタイル“なダンスの表現に挑んでいく青春漫画。

 大胆で迫力あるダンスシーンに加え、繊細な人間模様や甘酸っぱい恋愛描写が人々の胸を掴む本作は、日本のみならず海外でも高い人気を誇り、10もの言語で出版されている。北米の漫画賞“You Should Read This Manga 2023”においては「アニメ化を期待する作品」として賞を受賞するなど、国内外のファンから映像化を待ち望む声も多く上がっていた中で、今回待望のアニメ化が実現した。

 さらに本作でも登場するダンスジャンル“ブレイキン“は先日行われたパリオリンピックの新競技として採用され、日本代表の湯浅亜実(AMI)選手が金メダルを獲得。ストリートダンスに注目が高まる中で、本作のアニメ化も大いに期待を集めそうだ。

 アニメ制作はマッドハウスとサイクロングラフィックスが手掛けるほか、BTSなど数々の有名アーティストの振付も担当する世界的ダンサーRIEHATAをダンスプロデューサーに迎え、未だかつてない、本格的なダンスアニメーションに挑む。

■原作者:珈琲先生コメント

漫画は音が出ないし動きもしない。その代わり、実際のダンスや音楽には無い別の長所がある。それは「読者の想像力の中で動きや音を補完してもらえる」という点。場合によってはそれは実際に観たり聴いたりするよりも感動を覚えるかもしれない。今回映像化するにあたって、ある程度実際に動きと音が付くことになる。そこで現実的に忠実な見え方を再現しようとすると、漫画の映像化という意義があまりなくなってしまう気がするので、実験性、即興性をもってケレン味たっぷりに遊んでいただき、想像してなかったような映像を作り上げていただけたら大変嬉しいと思います。皆さんにも楽しんでもらえたら嬉しいです。