読破後は放心状態…令和の女子大生が初めて『ドラゴンボール』を読んだ驚きの感想とは
19歳の娘が突然『ドラゴンボール』に興味を持ち、完全版を読破した。最初はハマらなかったが、物語が進むにつれて没頭するようになった。
「フリーザ編」では、好きなキャラクターが登場するたびに絶叫し、驚きや感動を表現。特に悟空のスーパーサイヤ人化には驚愕した。
娘は作品の展開の面白さを認め、「悟空が強いのに相手がさらに上回るのが面白い」と感想を述べた。
筆者の19歳の娘は、普段はスマホに夢中でまったく漫画を読まない。しかし鳥山明さんの訃報をきっかけに『ドラゴンボール』を読みたいと言い出し、今回『ドラゴンボール 完全版』を読破した。
令和の女子大生が『ドラゴンボール』に持った感想は、昭和生まれの筆者にとってなかなか面白いものだった。今回は、最終巻まで読み終えた娘の感想を紹介したい。
ほのぼのとした冒険が続く『ドラゴンボール』の1巻時点では、あまりハマらなかった娘。しかし、天下一武道会を経て「フリーザ編」に突入すると、寝食を忘れ作品に没頭していくようになる。この行動は、当時『週刊少年ジャンプ』(集英社)を読んでいた昭和生まれの読者とあまり変わらないだろう。
さて、「フリーザ編」では、とにかく叫んでいた娘。まず、読むたびに好きになったピッコロがネイルと融合したのち、風のごとく悟飯の前に現れて「待たせたな…」というシーンでは「カッコいい!!」と絶叫。
その後、本命の推しであるクリリンがフリーザに木っ端みじんにされたときには「ああああ! もう生き返れないのに!!」と叫び、ショックを受けた挙げ句、何度目かの「もう読まない……」宣言をする(しかし作品の誘惑に負けてすぐ読み始める)。
そしてついに悟空がスーパーサイヤ人になったシーンでは「うわあ! 」と、感嘆の叫びをあげ、倒されたはずのフリーザが親子で地球に来襲するシーンでも「またこのバトルが続くの!?」と、驚いていた。
「フリーザ編」全体の感想を聞くと、“簡単に勝たせてくれないのが『ドラゴンボール』。悟空は強いのに、相手がさらに上回って来るのがめちゃめちゃ面白い”とのこと。
ちなみに、完全版22巻の表紙絵には、スーパーサイヤ人となった悟空がアップで登場している。それを見て“覚醒がネタバレしてしまう!”と焦った筆者だが、娘はそれを髪を染めたベジータか、まったく違うキャラだと思い「スーパーサイヤ人=悟空」とはまったく想像できなかったそうだ。