京本政樹、故・渡辺裕之さんへ思い「こういう景色をご覧になっていたんだなと感懐深い」

AI要約

俳優の京本政樹がドイツの医師フィリップ・フランツ・フォン・シーボルト役で特別出演する舞台に出演

京本は故・渡辺裕之さんへの思いを語り、彼の役を引き継ぎ感慨深く演じる決意を示す

主演の鳳恵弥は、京本の出演に感激し、座組を一丸としたと語る

 俳優の京本政樹が8日、東京・博品館劇場で初日を迎えた「シーボルト父子伝~蒼い目のサムライ~受け継ぐ者達」(11日まで)の囲み取材会に主演の鳳恵弥(おおとり・えみ)らと出席した。

 京本は、日本に西洋医学を広めたドイツの医師フィリップ・フランツ・フォン・シーボルト役で特別出演している。

 本作の立ち上げメンバーで、盟友の故・渡辺裕之さんへの思いを「僕は役者歴46年くらいですけど、渡辺裕之さんとはデビュー当時からの付き合い。今回は、なべさんのやられていた役を引き継ぎ、こういう景色をご覧になっていたんだなと思うと大変感懐深いです。天国のなべさんにも見ていただけるよう、しっかり務めさせていただきます」と誓った。

 主演に加えて、演出と脚本も担当する鳳は、京本の出演に「憧れの先輩が来て下さったという感じがしております」と感謝。「より座組が一丸となれましたし、私自身も気持ちが一新した」と背筋を伸ばした。

 共演の山本圭壱は、西郷隆盛役で「こんな由緒正しい博品館劇場でやらせていただけるなんて。しかも京本さんもおられる。感無量ですし、最後まで走り抜けたい」とコメント。妻でタレント・西野未姫の第一子妊娠を共演者から祝われると、「きょう、奥さんも見にきます。胎教にいい効果があるように力強く演じたい」と意気込んだ。