＜ソムタム田井のコスプレリポート＞「崩壊：スターレイル」レイヤー 上品な妖艶さを演出
コスプレは自宅で気軽に楽しめる趣味であり、アニメやゲーム、マンガなどの人気のバロメーターとしても注目を集めている。
イベントに取材、参加して見つけたハイレベルなコスプレーヤーをピックアップし、各自のこだわりについて紹介。
「崩壊：スターレイル」のキャラクターに扮するトマさん、Irohaさん、CH3COOHさんの造形や小道具制作、メークにかける情熱が伝わる。
コスプレは自宅で気軽に楽しめる趣味であり、アニメやゲーム、マンガなどの人気のバロメーターとしても注目を集めている。コスプレ文化の研究家でライター兼カメラマンのソムタム田井が、イベントに取材、参加して見つけたハイレベルなコスプレーヤーをピックアップ。衣装、ウイッグ、メーク、体づくりなど、キャラクターになりきる上でのこだわりについて聞く。
本稿では、5月19日に名古屋市中区で開催された「ホココス2024 ～南大津通歩行者天国COSPLAY～（ホココス2024）」で撮影、インタビューした「崩壊：スターレイル」のキャラクターに扮（ふん）するトマさん、Irohaさん、CH3COOHさんを紹介する。
昨今のコスプレイベントでは、スマートフォンを軸に展開しているゲーム作品のコスプレが主流で、「勝利の女神：NIKKE」や「原神」と並び、「崩壊：スターレイル」のキャラクターに扮するレイヤーも目にする機会が多い。
約5年ぶりの開催となった「ホココス」にも、同作のレイヤーが大勢参加していたが、注力したポイントはそれぞれ異なるようで、トマさんはウイッグの造形、Irohaさんは小道具制作、CH3COOHさんはメークの色味にこだわったという。
「こちらのコスプレではウイッグの造形に注力しました。ルアンの髪型はボリュームがあるうえに構造も複雑なので、忠実に再現するのは大変でしたが、資料と照らし合わせながらシルエットを整えて、こちらの形にセットしました。それとメークでは、チークをピンクではなく紫系統にして、さりげなく上品さと妖艶さを醸し出したところもこだわったポイントです」（『崩壊：スターレイル』ルアン・メェイ／トマさん）
「今回は、けん玉と銃を自作で用意しました。小道具の制作はほとんど経験がないんですけど、それでもできるだけ忠実に再現したくて。ゲーム画面を何度も見返しながら、自分なりに精いっぱい頑張ってみました。完成した時はすごくうれしかったし、小道具制作の楽しさも知れたので、今後も武器を持っていたり、装飾が特徴的なキャラのコスプレをする時は、それらの制作も合わせて頑張りたいです！」（『崩壊：スターレイル』花火／Irohaさん）
