山寺宏一、小原乃梨子さん追悼「その言葉にどれだけ励まされたか」

AI要約

声優山寺宏一が、アニメ「ドラえもん」やタイムボカンシリーズで活躍した小原乃梨子さんを追悼。

山寺は小原さんとの共演や舞台での思い出を振り返り、小原さんの人柄に触れる。

小原さんは幅広い活動を行い、映画の吹き替えからアニメ声優、童話の朗読活動まで幅広い才能を持っていた。

 声優山寺宏一が24日、自身のX(旧ツイッター)を更新。アニメ「ドラえもん」の野比のび太やタイムボカンシリーズでドロンジョなどの声優を担当した小原乃梨子(おはら・のりこ、本名・戸部法子)さんを追悼した。

 山寺は「小原乃梨子さんとは2008年の『ヤッターマン』で毎週ご一緒させて頂きました。小原さんのドロンジョさま八奈見さんのボヤッキーたてかべさんのトンズラーそして滝口さんのドクロベエ夢のような時間でした」と、小原さんと共演したアニメを回想。「小原さんにはその後もずっと気にかけて頂き、舞台も観に来て頂きました 『私コメディが大好きなんだけど、最高に面白かったわよ!』その言葉にどれだけ励まされたか ありがとうございました」と小原さんに掛けられた言葉も記して感謝し、「心からご冥福をお祈りいたします」と悼んだ。

 山寺は2008年のヤッターマンでは「ヤッターワン」などのメカを演じた。

 小原さんは、1940年代から60年代、子役や劇団での活動、草創期のテレビドラマに出演。映画の吹き替えにも携わり、俳優のブリジット・バルドーやカトリーヌ・ドヌーブ、ジェーン・フォンダの声を演じた。

 その後、アニメ声優としても活動。79年から05年までの「ドラえもん」で、野比のび太を担当。ほかに「ヤッターマン」のドロンジョや「アルプスの少女ハイジ」のペーター、「未来少年コナン」コナン、「ど根性ガエル」ひろしの母役などの声優を務めた。また、童話の朗読活動にも力を入れ「心の通う朗読の世界」などをテーマとした講演や朗読を全国各地で行ってきた。