映画「キングダム」最新作絶好調で“大沢たかお人気”再燃? 山﨑賢人もかすむ鬼気迫る演技に胸アツ

AI要約

映画「キングダム」シリーズ第4作「大将軍の帰還」が記録的なヒットを記録し、原作ファンからも高評価を受けている。

大沢たかおの演技と肉体美、吉川晃司との一騎打ちシーンなどが観客を魅了し、話題を集めている。

一方、映画「先生の白い嘘」は過激な性的シーンの扱いで問題が生じているが、風間俊介の演技は高く評価されている。

映画「キングダム」最新作絶好調で“大沢たかお人気”再燃? 山﨑賢人もかすむ鬼気迫る演技に胸アツ

 破竹の勢いである。7月12日から公開中の映画「キングダム」シリーズ第4作「大将軍の帰還」。天下の大将軍になるという夢を抱く主人公の少年・信を演じるのは山﨑賢人(29)で、ご存じの通り、原泰久氏原作の同名漫画の実写化である。

 公開日からの週末3日間で観客動員数は106万人超え、興行収入は16億2900万円。これは邦画実写史上ナンバーワンの記録、かつシリーズ最高のスタートともなった。公開4日間での動員数は146万人、興行収入は22億円を突破した。

「当初は実写化に懐疑的だった熱烈な原作ファンが大勢いました。ところが1作目を見て《これならOK!》と態度を軟化させ、その後、シリーズ2、3と続くうちに《実写もいい!》《よくできてる》と、すっかり実写ファンになった人も周囲にたくさんいます。とにかくキャスティングが秀逸なんですよね」(エンタメ誌編集者)

 当初、観客の度肝を抜いたのが、大将軍・王騎を演じる大沢たかお(56)の完璧に鍛え上げられた肉体美。太い腕に厚みのある胸板や肩……《大沢さんのボディーはCG?》なんて声もネット上に出回ったほどだった。

「ムキムキなイメージがなかった大沢さんですから、スクリーンで王騎として登場した瞬間は衝撃的でした。実際に目の前にするとあの肉体美はさらに圧巻で、同作に出演するほかの俳優さんたちも《自分も頑張らねば》と奮起した……そんな話も聞いています」と話すのは、芸能ライターのエリザベス松本氏。「大将軍の帰還」も劇場で鑑賞して大興奮したんだとか。

「肉体の変化も素晴らしかったですが、やはり大沢さんの芝居の巧みさが観客を熱狂させ、夢中にさせたのだと思います。鑑賞後に、《童、信》《ンフ》と王騎のモノマネをした人も多いはずです。要潤さん扮する副官に《騰》と呼びかける穏やかな声もいいですよね。主役はあくまで山﨑さんの信ですが、それがかすむほど、『大将軍の帰還』は完全に王騎の物語。大沢さんの鬼気迫る名演は邦画史上で語り継がれることとなるでしょう」

「大将軍の帰還」では吉川晃司(58)との一騎打ちシーンのド迫力ぶりも大きな話題になっている。

「2人は共に50代。それなのにあんなにも見る者の胸を熱くする闘いぶりを見せてくれるとは。大沢さんは一騎打ちのシーンについて、インタビューで《4、5日ぶっ通しで延々と朝から晩まで撮ってた》と語っています。さらっと話されてますが、特に大沢さんは鎧の重みがあるので、どれほど大変だったか……大ベテランの凄みを見せてくれる今作は、若者だけではなく40代、50代の心にも響くはず」(映画配給会社関係者)

 昨年放送された、大沢が二宮和也(41)と中谷美紀(48)とトリプル主演した「ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~」(フジテレビ系)は、《話がややこしい》《大沢たかおの無駄遣い》などと評価は芳しくなかった。が、《テレビでも大沢たかおが見たい》と願う視聴者は多数いる。これまで大沢はTBS日曜劇場「JIN―仁―」シリーズ(2009年、11年放送)など何度も“たかおブーム”を巻き起こしている。そして“王騎ブーム”到来中のいま、またぞろテレビや映画で激しい大沢争奪戦が再燃するのは間違いなさそうだ。

  ◇  ◇  ◇

 過激な性的シーンがあるにもかかわらず、“立会人”としての専門職であるインティマシー・コーディネーターを使わなかったとして、初日舞台挨拶で主演の奈緒(29)が事情を説明するなど、異例の事態に発展した映画「先生の白い嘘」は集客に苦戦している。そんな中、同作での風間俊介ま演技が話題だ。

 ●関連記事【もっと読む】で詳しく報じている。