夜の顔は超売れっ子SM嬢…かつてのバッシングはどこへ？ 『新宿野戦病院』で橋本愛が放つ〝存在感〟

アジア一の繁華街といわれる東京・新宿歌舞伎町を舞台に、小池栄子（43）と仲野太賀（31）がダブル主演を務めるフジテレビ系のドラマ『新宿野戦病院』で、今、独特の存在感を放っているのが橋本愛（28）だ。

「橋本さんが演じているのは、弱者を救済するNPO法人の新宿エリア代表・南舞役ですが、それは〝昼の顔〟。第２話で明らかになったのですが、〝夜の顔〟は120分15万円という破格のプレー料金にもかかわらず、３年先まで予約が埋まっているという売れっ子SM嬢・Mayでした。

おそらく、NPO活動の資金を捻出するための夜職だと思われますが、昼と夜ですさまじいギャップがある役柄。それを知らない仲野演じるチャラくて金もうけ主義の美容皮膚科医のハートをわしづかみにしてしまいます。第３話以降、物語の展開に大きく関わることになりそうです」（テレビ誌記者）

もともと、女性ファッション雑誌『Seventeen』（集英社）のモデルとして芸能活動をスタートさせた橋本は映画『告白』（’10年）、『貞子3D』（’12年）の貞子役などで注目を浴び、’13年のNHK連続テレビ小説『あまちゃん』で能年玲奈（現・のん、31）演じる天野アキの親友・足立ユイ役を演じ一躍脚光を浴びた。だが、売れ過ぎたことが当時はかなりの負荷になってしまっていたようだ。

「’13年、朝ドラの放送中にもかかわらず、まず、５月に俳優の落合モトキ（34）との熱愛を『FRIDAY』で報じられました。当時の彼女は未成年だったにもかかわらず、飲酒疑惑まで発覚。続いて『あまちゃん』の劇中でユイがグレ始めた７月に、コンタクトレンズのPRイベントに出席した際には『最初、医者に「ゴミを入れてるのと一緒だよ」って脅されてたのでマイナスからのスタートだった』というトガりまくったコメントをしたばかりか、終始不機嫌な態度で会場を凍りつかせました。その一件が問題視されてバッシングを浴びることになりました。

そして８月には今度は俳優の綾野剛（42）との熱愛を『女性セブン』（小学館）で報じられてしまいます。自身にとってデートは息抜きだったのに、立て続けに撮られたのは周囲の関係者の誰かがタレ込んだせいだと思い、疑心暗鬼になって周囲に心を閉ざしてしまっていた時期もあったようです。テレビから遠ざかっていた時期もありましたが、いつの間にか立ち直って現在では仕事に邁進しています。このところはまったく浮いたうわさもありません」（映画業界関係者）

’18年の大河ドラマ『西郷どん』では、鈴木亮平（41）が演じた西郷隆盛の最初の妻・須賀役で出演した。以後、NHKの大河では重宝され、’19年の『いだてん～東京オリムピック噺～』にも出演。’21年の『青天を衝け』では、吉沢亮（30）演じる渋沢栄一の最初の妻・千代役を演じ、そして、来年の『べらぼう～蔦重栄華乃夢噺～』では、横浜流星（27）演じる蔦屋重三郎の妻・てい役を演じることが発表されている。

「大河で主人公の妻役を演じるのは『べらぼう』で３度目。スキャンダルがないことから、NHKにも信用されているのでしょう。その一方で、今年２月に公開された主演映画『熱のあとに』では、愛したホストを刺殺しようとして数年間服役した後に、彼女を受け入れてくれる男性（仲野太賀）と結婚する主人公を演じるなど、社会派的な作品にも精力的に挑んでいます。

彼女がヒロインを演じると画面に重厚感が漂うという、20代以下の女優の中ではかなり貴重な存在。いつの間にか、独自のポジションを確立しています。さらに、自分の意思でハッキリとオファーを受けるか受けないかを決めるそうなので、これまでの作品選びに悔いはないはずです」（テレビ局関係者）

私生活はファッションが大好きで海外通販を利用して購入したり、かつてはポルノ映画好きであることをカミングアウトするなど、周囲に流されずにマイペースに過ごしているという。そんな私生活も彼女の演技力の糧になっているのだろう。

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