【道場へ行こう!】銭湯とワインと将棋…良すぎる!

AI要約

将棋未経験の記者が将棋教室を取材するコーナー、「道場へ行こう!」。第12回では、台東区の公衆浴場で開催される「萩の湯杯」に参加し、将棋大会の様子をリポート。

「萩の湯杯」は、将棋好きな店主が萩の湯のスペースを使って開催される大会で、賞品には銭湯で使える商品券やボトルワインが用意されている。

記者は女性クラスで参加し、3位となり賞状と商品券を受け取った。次回は初級者向けの大会にも参加したいと希望している。

【道場へ行こう!】銭湯とワインと将棋…良すぎる!

東京・台東区「萩の湯杯」

 2022年4月に将棋担当になるまで将棋を指したことのなかった記者が、「今から将棋を始めよう」という目線で、将棋教室や道場を実際に体験するコーナー「道場へ行こう!」。第12回は、東京・台東区で開催している「萩の湯杯」に行ってきました!(瀬戸 花音)

 「萩の湯杯」という名前から連想されるイメージを裏切らない。第2回となる萩の湯杯健康将棋大会の会場は、公衆浴場だ。JR山手線「鶯谷」駅で降りて徒歩3分。「萩の湯」のロビーに将棋盤が並んでいた。

 髪から水をしたたらせ、体から湯気が出ているような一般客とすれ違いながら、将棋盤と向き合う。この大会は近所のワインバー「CAFE&BAR ROSSONERO」の将棋好きな店主が、萩の湯のスペースを使って将棋大会をできないかと掛け合ったことで、生まれたものだそう。そのため、優勝者への賞品には、萩の湯で使える商品券などの他、ボトルワインも用意されていた。銭湯とワインと将棋…。良すぎる。

 アマ2級の私が出場したのは女性級位者による「紫陽花クラス」。さまざまな将棋スポットの推薦により集まった7人の女性で戦った。1勝(+1不戦勝)と詰将棋テストの点数を合わせた結果は3位で、賞状と萩の湯で使える商品券をいただいた。たまたま(?)訪れていたサウナ好きの斎藤明日斗五段(25)に表彰していただき、最高の思い出になった。

 初級者の子どもを対象にした「はじめてくらす」は萩の湯店内ポスターから参加応募できる形になっていたので、次回開催時はぜひ参加してみてほしい。乳飲料を飲みながら銭湯で楽しそうに将棋を指している子どもたちを見て、幸せな気持ちにもなりました。

 ◆瀬戸 花音(せと・かのん)2020年4月、報知新聞社入社。26歳。22年4月から将棋担当。趣味は各地のラーメンを食べること。