イカツい体は見かけ倒し…? 可哀想な扱いを受けてしまった『キン肉マン』マイナー超人たち

AI要約

『キン肉マン』完璧超人始祖編が約32年ぶりに放送開始し、多くのファンが待ち望んだ。しかし、本作に登場するイカツい身体を持つマイナー超人たちは実力不足で可哀想な扱いを受けることが多かった。

登場人物の一人であるモーターマンは、力不足が露呈しテリーマンとの試合で敗北。ラーメンマンとの一戦ではわずか37秒で真っ二つに破壊され、弱小超人と揶揄されるほどの結果に終わった。

さらに、モーターマンはチームの充電役としてバイクマンに従事しており、充電器としての扱いを受けていた。彼の哀れな立ち位置が強調されるエピソードである。

イカツい体は見かけ倒し…? 可哀想な扱いを受けてしまった『キン肉マン』マイナー超人たち

 約32年の時を経て、7月7日から放送がはじまった『キン肉マン』完璧超人始祖編。この日を首を長くして待ち続けた人も多かったことだろう。筆者もそのうちの一人である。

 ゆでたまご(原作:嶋田隆司氏、作画:中井義則氏)が手掛ける本作は、1979年から『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載が開始され、時代を超えて愛され続ける漫画だ。

 そんな本作に登場する超人のなかには、イカツい身体を誇る強そうなヤツがいたものだ。しかし、体格に恵まれたからといって必ず勝てるわけでもないのがバトルの面白いところでもある。

 今回はイカツい身体とは裏腹に、ちょっと可哀想な扱いを受けていた『キン肉マン』マイナー超人を見ていこう。

 まずは「キン肉星王位争奪編」で、キン肉マンゼブラ率いる技巧チームの次鋒として登場するモーターマンだ。頭の部分がドリルになっており見た目こそ大きくイカツいのだが、なんとも可哀想な結末を迎えることとなる。

 一回戦目の傷が癒えない満身創痍状態のテリーマンとの一戦では、決め手に欠ける試合運び。両腕に仕込まれた電池のプラスとマイナスを合わせて光を放つ技、スパーク・リング・フラッシュを繰り出す姿はちょっとカッコ良いものの、ただ、詰めが甘いのか足元にまで気が回っていない。そしてテリーマンからスライディングを受け、前のめりにかっこ悪く転んでしまっていた。まあ、この試合は結果として無効となる。

 続いて、バイクマンに変装して試合会場に現れたラーメンマンとの一戦だ。果敢に立ち向かっていくものの、完全復活したラーメンマンからキャメル・クラッチを食らい、なんとわずか37秒という速さで真っ二つに破壊されてしまった。う~ん、なんとも哀れだ。さらに、中堅で登場するバイクマンからは弱小超人と揶揄されてしまう始末……。

 しかも、このモーターマン、ガソリンと電気を動力源とするバイクマンの充電役としてチームに帯同しているらしい。バイクマンは当時では珍しいハイブリッドっぽく見えるのだが……。専用充電が必要なら買えよって言ってやりたいぞ。

 それにしても充電器としての扱いなんて……気の毒すぎるぞ、モーターマン!