【イベントレポート】「新宿野戦病院」小池栄子に桑田佳祐からエール、仲野太賀は“持ち前のチャラさ”発揮

AI要約

ドラマ「新宿野戦病院」の制作発表が行われ、キャストやストーリーが紹介された。

キャストたちは役柄や撮影の楽しみを語り、主題歌を担当した桑田佳祐からのエールも届けられた。

ドラマは7月3日からフジテレビで放送される。

【イベントレポート】「新宿野戦病院」小池栄子に桑田佳祐からエール、仲野太賀は“持ち前のチャラさ”発揮

ドラマ「新宿野戦病院」の制作発表が本日6月26日に東京・109シネマズプレミアム新宿で行われ、キャストの小池栄子、仲野太賀、濱田岳、生瀬勝久、柄本明が参加した。

宮藤官九郎がオリジナル脚本を手がける本作は、東京・新宿の歌舞伎町にひっそりと建つ「聖まごころ病院」を舞台とする“救急医療エンタテインメント”。アメリカ国籍の元軍医ヨウコ・ニシ・フリーマンが、救急外来にやってくるワケありな患者を救っていく。ヨウコを小池、ヨウコと出会って生き方に変化がもたらされる美容皮膚科医・高峰享を仲野、歌舞伎町の交番に勤める少々頼りない巡査・岡本勇太を濱田、「聖まごころ病院」3代目医院長・高峰啓介を柄本、啓介の弟・高峰啓三を生瀬が演じる。

物語の舞台にちなみ、60人のキャバクラ嬢が招待された本イベント。キャスト5名はそれぞれ役衣装で舞台上に登壇した。岡山弁と英語を話すヨウコについて、小池は「お話をいただいたときはハードルの高い役だなと思ったんですけど、だんだんなじんできました。目の前にある命は絶対に救うという信念を持ったかっこいい女性です」と話す。また宮藤の脚本に話題が及ぶと「セリフの面白さはピカイチ。ワケありの患者さんとどう向き合うかが丁寧に描かれています」と語った。

小池と初共演の仲野は「ヨウコという役は言語の種類だけじゃなくて医療シーンもけっこう多くて、俳優としてそれがどれだけ大変かがわかる。でもものすごい集中力でお芝居されていて、小池さんのイメージとまた違う側面も見られます」と彼女を称賛。自身が演じる享に関しては「若くしてお金を持ち、港区で遊びまくっているというキャラ設定なんですけど、のびのびとやれています。持ち前のチャラさ……なのかわからないですけど(笑)、本当に楽しく撮影させてもらっています」と笑顔を見せた。

濱田は自身の役柄について「歌舞伎町の治安維持に燃えているというわけではなく、歌舞伎町に住んでいるただの映画好き、というほうが強い」と述べる。続けて「医者じゃないのに『聖まごころ病院』にふらっと来たり居座ったりするのは難しいなと思うんですけど、最近は宮藤さんが台本に『と、なぜかいる岡本』と書き始めたので考えても仕方ないんだなと思って、この世界にいることを楽しんでいます。医療ものでは珍しい“ガヤ”です」と淡々と伝えた。

柄本と兄弟役で共演する生瀬は「ドラマではあんまり仲がよくない設定なんですけど、本当の僕は柄本さんに憧れてこの世界に入った人間ですから、うれしくてうれしくて」と喜びをあらわにする。柄本は「この役はどういう人なのかな?と探しながら、横にいる生瀬さんに毎回助けていただきながらやっております」と明かした。

イベント中盤には、本作の主題歌「恋のブギウギナイト」を担当したサザンオールスターズの桑田佳祐から音声メッセージが届けられた。桑田は「『恋のブギウギナイト』は、月並みな言い方ですが、ちょっぴり切なくもノリノリなダンスナンバーです」と楽曲を紹介し、「私もちらっと台本を拝見したんですけれども、めちゃくちゃ面白いよ。すげえよ。さすが宮藤官九郎」とコメント。さらに「愛しの栄子ちゃん。大好きです。がんばってください! そして仲野太賀さん、私『すばらしき世界』という映画を観て感動しました。太賀さん、あんたはすごい!」と主演の2人にエールが送られると、小池は「めっちゃうれしい! がんばんないと!」、仲野は「うれしい……たまんないですね。この作品に出てよかった」とそれぞれ涙目になっていた。

最後に小池は「ついに始まります。とても楽しく、チームワークよく、サザンの曲に負けないようなパワーで素晴らしい作品をお送りしたいと思って日々がんばっております。新感覚の医療エンタテインメントになっていると思うので、ぜひご期待ください!」と呼びかけ、イベントの幕を引いた。

「新宿野戦病院」はフジテレビ系で7月3日より毎週水曜22時から放送。河毛俊作、澤田鎌作、清矢明子が演出を担当する。

(c)フジテレビ