ビヨンセ、チャートや賞レースもはや気にせず カントリー音楽の大ヒットに「感謝、そして恐縮な気持ち」
ビヨンセがチャートや売り上げに対する関心が薄れた理由を語った。新作『カウボーイ・カーター』の成功に感謝しつつ、自らのアートに集中することでモチベーションを見つけたと述べた。
黒人女性がカントリーソングチャートで初めて首位に立った『テキサス・ホールド・エム』についても触れ、ジャンルや性別に囚われず音楽を楽しむ姿勢を示した。
また、グラミー賞に対する気持ちは「受賞経験がないことに気に留めず、賞レースには興味がない」と述べ、自らの音楽活動に集中する姿勢を示している。
歌手ビヨンセは、チャートの順位やレコードの売り上げが気にならなくなったことを明かした。カントリーミュージックに特化した新作『カウボーイ・カーター』が大ヒットしているものの、チャートや賞といったものはもはやモチベーションになっていないそうだ。
ハリウッド・リポーターにビヨンセは話した。「人が垣根を取り払う時、方向転換に全員が準備できていてオープンなわけじゃない。けどシャブージー（『カウボーイ・カーター』のコラボレーター）がチャートを引き裂いて、カントリーシンガーの美しい女性たちが新たな高みへと飛び、世界をインスパイアするのを見て、これがまさに私のモチベーションなんだって思った」
「自分の人生の中でチャートや売り上げにわくわくし、モチベーションが上がる時期もあった。自分自身に挑戦し、その人生、痛み、成長、夢を自分のアートに全て注ぎ込めば、もう後戻りすることはできない。ニューアルバムの素晴らしい成功にとても感謝しているし恐縮な気持ち」
そして、黒人女性がジャンルを超えカントリーアルバムを作ったことに不満を持つ業界人がいるとして、「多くのジャンルのルーツを多くの人々に紹介できることを名誉に感じている。私のファンが自分を信頼してくれたことをとてもうれしく思う。音楽業界の門番たちはジャンルを曖昧にさせることを良しとしていない。特に黒人アーティストによる、そして女性によるものは絶対に」とビヨンセは続けた。
同アルバムからの『テキサス・ホールド・エム』で、ビヨンセはビルボード史上、カントリーソングのトップを飾った初の黒人女性となっている。ちなみに数多くの受賞を果たしているグラミー賞に関して、ビヨンセはアルバム・オブ・ザ・イヤーだけまだ受賞経験がない。アルバムに収録した『スウィート・ハニー・バッキン』でビヨンセは、自分はグラミー賞に「刺されていない」とし、賞レースなど気にも留めないと宣言している。
（BANG Media International／よろず～ニュース）
