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吉田鋼太郎、主演映画「おいハンサム!!」公開 「これって寺内貫太郎だな」と思った主人公
映画「おいハンサム!!」は、人気連続ドラマの映画化作品で、家族の絆を描いたシュールなホームドラマ。主演は吉田鋼太郎で、彼はスーパーヒーローもののつもりで父親役を演じている。
深夜枠からの映画化に不安を感じるキャストもいるが、深夜ドラマが映画化される傾向があることに理解がある。映画の物語は派手な事件ではなく、日常の悩みや喜びを描いている。
映画の台本に宇宙人が登場するなど予想外の展開があるものの、結局はドラマの延長線上にある世界観で安心させられる。映画ならではの要素はあまり感じられない。
![吉田鋼太郎、主演映画「おいハンサム!!」公開 「これって寺内貫太郎だな」と思った主人公](/img/article/20240623/6677a83d11bef.jpg)
21日から全国の映画館で上映が始まった映画「おいハンサム!!」(山口雅俊監督)は、フジテレビ系深夜枠で放送された人気連続ドラマの映画化。独特のテンポとユーモアで家族の絆などを描く令和のシュールなホームドラマだ。主演は吉田鋼太郎(65)。一家の大黒柱である父親を演じ、「これは、ホームドラマであると同時にスーパーヒーローもののつもりで演じています」と語る。
■映画化、お客さまはくるのか…?
<「おいハンサム!!」は東海テレビが制作し、フジテレビ系「土ドラ」枠で、令和4年にシーズン1が、今年4~5月に2が放送された>
--深夜ドラマが映画になりましたね
僕は「おっさんずラブ」(テレビ朝日系)にも出ていました。あれも深夜ドラマで、映画化されましたので、深夜枠ドラマが皆さんから支持されていることは、うすうす感づいていました。
深夜ドラマであることに関しては、特段の思いはないのですが、こちらはジャンル分けすればホームドラマです。派手な事件が起きるわけではない。それが映画になるのは、ちょっと意外でしたね。
映画にしちゃってよかったのか? お客さまが来るのだろうか? と皆、不安だと思います。僕も、その不安な一人で…。不安ですね。
■映画らしいところはないのかよ!
<主人公は、吉田が演じる伊藤源太郎と彼の家族。妻の千鶴(MEGUMI)、長女、由香(木南晴夏)、次女、里香(佐久間由衣)、三女、美香(武田玲奈)。特に娘たちの仕事、恋、食などを巡る、日常に根ざした悩み、ささやかな喜びなどに関する短いエピソードを次々に積み重ねて描きながら物語は進む。この山口監督独特の演出手法は、映画でも変わらない>
--まず、映画の台本を手にして思ったことは?
ドラマとの差別化に興味がありました。すると、宇宙人がしゃべっているところから始まるんですよ。うわっ、きたな! 宇宙人が出てくるのか! ところが、全然、大した話じゃない。結局、ドラマの延長線上にある世界観のままで、安心したけど、映画ならでは、みたいなところはないのかよ!
■スーパーマンと貫太郎