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「平成を抱いた男」木村拓哉の主演した連ドラは何作品? 演じた職業の肩書きの数や幅の広さで右に出るものはいない!
木村拓哉さんは「平成を抱いた男」と呼ばれ、数々の大ヒットドラマに出演してきた俳優である。
彼の主演作品は平成前期から令和にかけて続き、その存在感は1990年代後半から2000年代前半に最も際立っていた。
連続ドラマ初主演は1996年の『ロングバケーション』であり、これを含めて26作品を主演している。
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「平成を抱いた男」とも呼ばれている木村拓哉さん。
若者を中心とした幅広い世代がこぞってドラマに熱中していた平成前期に、その時代を代表する数々の大ヒットドラマに出演していたことから、そのような異名が付いたのでしょう。
現在もドラマ『Believe-君にかける橋-』(テレビ朝日系)で主演しているように、令和に入ってからも第一線で活躍を続ける木村さんですが、1990年代後半から2000年代前半の最盛期の彼の存在感はハンパなかったのです。
今回は年間・約100本寄稿するドラマ批評コラム連載を持つ筆者が、「平成を抱いた男」木村拓哉さんが主演したドラマのヒストリーを振り返っていきます。
1972年11月生まれで現在51歳の木村さんの連ドラ初主演は1996年、23歳のとき。主演連ドラは現在放送中の『Believe』が26作品目で、主演作が放送されない年のほうがめずらしいほど、コンスタントにキムタクドラマは放送されてきました。
その26作品を一覧にすると壮観。『ロングバケーション』(1996年/フジテレビ系)や『ラブジェネレーション』(1997年/フジテレビ系)、『ビューティフルライフ』(2000年/TBS系)、『HERO(第1シリーズ)』(2001年/フジテレビ系)などヒット作ばかりなのです。
連ドラ初主演は山口智子さんとダブル主演の『ロングバケーション』で、平均視聴率29.5%という驚くべき数字を叩き出した恋愛ドラマの金字塔的作品です。
今ではかっこいい主人公を演じるイメージが強い木村さんですが、『ロンバケ』で演じていたのはいまいち冴えない非モテ男子。実力はありながらも音楽教室の講師としてくすぶっていたピアニスト役でした。
この作品でいまでも語り草となっているのが第1話のあるシーン。主人公二人がマンション3階の窓からスーパーボールを落として、道路で跳ね返って戻ってきたボールを見事キャッチしてキャッキャッとはしゃぐ。この何気ないシーンが、まだ恋が始まっていない男女の絶妙な距離感を表現しており、珠玉のキュンポイントとなっていました。