斎藤佑樹氏、11年間の現役生活を回顧「なんで? こんなはずじゃなかったのにっていうことのギャップが…」

AI要約

斎藤佑樹氏がリハビリ兼自主トレのため毎年訪れるオーストラリアのゴールドコーストについて語る。

現役時代の振り返りや苦悩、スタイル変化に関するエピソードを明かす。

斎藤氏がプロ入り後の成績や肩の故障、スピード低下などについて述べる。

斎藤佑樹氏、11年間の現役生活を回顧「なんで? こんなはずじゃなかったのにっていうことのギャップが…」

 元日本ハム投手で「ハンカチ王子」として知られる斎藤佑樹氏が15日放送の日本テレビ系「アナザースカイ」(土曜・午後11時)に出演。オーストラリアのゴールドコーストを訪ねた。

 現役時代の2018年からリハビリも兼ねた自主トレで毎年、ゴールドコーストを訪れ始めたという斎藤氏。

 2011年から11年間続いた現役生活について、「とにかく、(プロの打者は)ボール球を振らない。僕はプロ入りまでボール球を振らして空振りを取るスタイルだったんです。でも、ボール球を振ってくれないから、ストライクで勝負しなきゃいけない。当てられちゃうから三振が取れない。どうやって自分は打ち取れるんだろう? 今までのピッチングスタイルと違ってしまうから、そこで悩みを抱えながら…」と回顧。

 「スタイルを変えていかなきゃいけないんだなというあきらめの中、トライアンドエラーを繰り返して、変化球の数も増えて、相手の分析も今までより多くするようになった」というプロ2年目の2012年に「バババッと5勝くらいして、今年は行けるなと思ったら、肩を痛めて…。勝てない以前にプレーができない状態になって」とポツリ。

 「毎年、今年こそはって思いでやったんですけど、スピードも年々落ちてきてるし、大学時代に150キロ投げていて、入団してからも1、2年目は140キロ後半とか投げていたんですよね。18年くらいは140出るか出ないかくらいになってしまった」と話すと、「いい思いをした分、その反動で苦しかったって言ったら、そういうことになると思う。なんで? こんなはずじゃなかったのにっていうことのギャップがすごくありましたね。おまえはもっとやれるって自分に言い聞かせて強がっていた部分もある。おまえのレベルはそんなもんだって諦められたら楽なんですけど」と続けていた。