高畑充希「岡田将生さんと私で、監督の言葉を真逆に捉えていた」。正反対なふたりの化学反応

AI要約

調査によると夫婦間のセックスレスは増加傾向にあり、さまざまな性の問題が存在する。

渡辺ペコの漫画『1122』が実写ドラマ化され、夫婦間のセックスレスや婚外恋愛を描いている。

主演の高畑充希さんは原作のコミックの愛読者であり、役柄への共感を語っている。

高畑充希「岡田将生さんと私で、監督の言葉を真逆に捉えていた」。正反対なふたりの化学反応

 ときにデリケートで、正解のない性の問題。なかでも夫婦間のセックスレスは増加傾向で、今年2月に発表された調査では夫婦の60割以上にものぼるというデータもあるほど(※)。

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※全国18~69歳の男女5026人を対象に、性への関心や悩み、性生活の実態などを聞き取った、日本人の性に関する実態調査「【ジェクス】ジャパン・セックスサーベイ2024」(2024年2月発表)により。

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 そんな夫婦間のセックスレスや婚外恋愛といったテーマを真っ向から描いた渡辺ペコの漫画『1122』(講談社)を実写ドラマ化した『1122 いいふうふ』が、Prime Videoで6月14日より世界独占配信されます。

 主演を務めるのは、高畑充希さん(相原一子役)と岡田将生さん(相原二也役)。監督は恋愛映画の名手である今泉力哉さん(『愛がなんだ』他)、脚本は今泉監督の妻である今泉かおりさん(『聴こえる、ふりをしただけ』他)が手がけています。

 もともと、原作コミックの愛読者でもあったという高畑充希さん。インタビュー前編では、制作秘話から夫婦の性愛、家族の形についての考えをじっくりと伺いました。

 ── もともと原作を読まれていたそうですね。

 高畑:数年前に原作のコミックを読んでいて、「これ、ドラマになったらきっとおもしろいだろうな」と思っていたんです。ただ、センシティブな描写も多いから「地上波では描き切れないかな」とも感じていました。

 そこから年月が経って動画配信サービスが普及して、今回こうして一子(いちこ)役のオファーをいただけたことに縁を感じました。

 ── 改めて「一子」という役柄を演じてみていかがでしたか? 

 高畑:まるで自分が結婚をして、夫婦の修羅場をくぐったような体感でした(笑)。一子は感覚的というか、突発的に動くところもある人なので、「どうやったら最後まで一子と一緒に頑張れるかな」と考えながらお芝居していましたね。

 人間の行動って、すべてが合理的に説明できるものばかりじゃないですよね。私自身も1カ月前の行動を振り返って、「あれ、なんであのときあんなことしたんだろう?」と思うこともあるし(笑)。難しい役柄でしたが、共感できる点もたくさんあったと思います。