【働くわたしのカラダもやもやNOTE】性行為で感じられない&楽しめないのをどうしたらいい?

AI要約

性行為で感じられない&楽しめない悩みを持つ女性のために、産婦人科医がアドバイスを提供。自分の性感帯を知る重要性やリラックスした状態での性的アクティビティの効果など、様々なアプローチが紹介されている。

セックスで気持ちよくなれないことに対して自己責任を感じる必要はなく、性欲や性感帯は個人差があることを理解する。自身が楽しいと感じる方法を模索し、パートナーとのコミュニケーションが重要であることを強調。

不感症や性交痛の原因として精神的な問題が挙げられる。過去のトラウマや苦手意識によって性行為に対する抵抗感を持つ場合は、専門家への相談も検討することが推奨されている。

【働くわたしのカラダもやもやNOTE】性行為で感じられない&楽しめないのをどうしたらいい?

女性の体に関する“もやもや”を専門家に尋ねる連載企画。今回のお悩みはセックスレス。産婦人科医の高橋怜奈先生が、性行為で感じられない&楽しめない改善のヒントを教えてくれました!

正直、セックスや前戯などの性行為で心の底から感じたことがありません。痛いわけじゃないけど、気持ちよさがわからず、楽しさが見いだせません。これまでずっと、パートナーに求められるからしている感じがあります。人から話を聞いて、自分も感じたりしてみたいと思うけど、どうしたらいいのでしょうか。(34歳・フリーランス)

●教えてくださるのは

産婦人科医 高橋怜奈先生

産婦人科専門医として診察を行うほか、メディア出演やSNS、YouTube(産婦人科医YouTuber高橋怜奈)を通して、妊娠やセックス、生理など、体にまつわる幅広い情報を積極的に発信する。元プロボクサーでもある。

大前提として、誰もがセックスで気持ちよくなれるわけではありません。性欲がない人はたくさんいますし、「楽しめない=おかしい」と、ご自身を責めないでくださいね。

その上で、前戯や性行為での感じやすさは人によって異なります。私はくすぐったさの強弱が人によって異なるのと同じ感覚だと思っています。性感帯もまた、人それぞれ。これまで「セックスで感じたことがない」とのことですが、マスターベーションで感じたことはありますか? その場合は、パートナーが触れている箇所が、あなたにとっての性感帯ではないのかもしれません。

自分の性感帯を知っているのならば、それをパートナーに伝えるのがベスト。知らなければ、マスタベーションで自分の体を研究してみて。潤滑ジェルやセルフプレジャーアイテムを使うのもおすすめ。交感神経が優位な状態だと性的興奮が高まりにくいため、副交感神経が優位になりやすい夜の入浴後など、リラックスした状態で行うとより効果的です。また、女性向けの性的サービスのお店を利用してみるのもひとつの手でしょう。自分でも知らなかった性感帯などを知るきっかけになるかも。

感じにくさや性交痛に悩む人から「不感症かもしれない」と相談を受けることがあるのですが、不感症の主な原因は精神的な問題だとも言われています。もしも昔から性行為に対して極度の嫌悪感や苦手意識を抱いてきた場合は、精神科で相談してみるのも、問題の解決につながるかもしれません。