【稽古場レポート】OrganWorksが10周年公演「光廷と崩底」の稽古場の様子を届ける

AI要約

「OrganWorks2024『光廷と崩底-my telling was nothing-』」が世田谷パブリックシアターで開幕。稽古の様子や出演者のコメントが紹介される。

作品は「無に還る=リセット」をテーマに、「一指しの舞」を踊るダンスカンパニーの公演。構成・振付・演出は平原慎太郎が担当。

出演者やゲストが作品理解のために話し合いを重視し、創造的な現場となっている。身体の重さや動きの差別化、10周年を迎える節目の意義が強調される。

【稽古場レポート】OrganWorksが10周年公演「光廷と崩底」の稽古場の様子を届ける

明日6月14日に東京・世田谷パブリックシアターにて開幕する「OrganWorks2024『光廷と崩底-my telling was nothing-』」より、稽古の写真とメンバーからのコメントが届いた。

「光廷と崩底-my telling was nothing-」は、平原慎太郎によるダンスカンパニー・OrganWorksの10周年公演。“リセット”をテーマに掲げた今回は、“無に還る=リセット”するために“一指しの舞”を踊る。構成・振付・演出を平原が担当。出演者には青柳潤、池上たっくん、大西彩瑛、東海林靖志、高橋真帆、タマラ、浜田純平、林田海里、平原、堀川千夏、町田妙子、村井玲美、渡辺はるか、藤村港平、堀田千晶、那須佐代子が名を連ねた。

東海林は「今回ゲストとして俳優の御三方、そして演出助手の渡邊さんが参加してくださっている事もあり、作品理解の為の話し合いをとても大切にしている。そのような雰囲気が稽古場全体にあるからか、ゲストの方々やメンバーからのアイデアの提案が盛んに行われ、客観的に見ても創造的な現場だという印象を受ける。脚本の世界観が舞台美術や音楽、生身の人間によって日に日に立ち上げられていく過程というものは大変興味深く、感慨深いものがある」とコメント。渡辺は「今日稽古場で、あるダンサーが『私たちダンスカンパニーだけれど、今日は劇団のような稽古だね』と声をかけてきた。まさに、周りを見ると全員が台本と睨めっこしている。そして演出家が『ぐっと来るシーンだね。涙もろいはるかは泣くね』と言ってきた。まさに、もう涙を拭っていた後だった。初期メンバーが新メンバーに身体の使い方を教える。新メンバーが初期メンバーにアイデアを提案をする。そんなOrganWorksの稽古の日々」と語り、大西は「作中の役割が複数ある構成の中で、動きの差別化として『身体の重さ』が一つのキーワードになっています。あるシーンでは身体の密度に注目し、浮遊感や重量感を出す為に動きの模索をしています。実際に体重は変わらなくとも見せ方で重量の増減が自在に出来得る、という所に改めてダンスの面白さを感じます。10年という一つの節目。実際に会場で作品を『体感』して頂けます様、一同心よりお待ち申し上げております」と観客にメッセージを送った。

公演は明日6月14日から16日まで。

■ OrganWorks2024「光廷と崩底-my telling was nothing-」

2024年6月14日(金)~2024年6月16日(日)

東京都 世田谷パブリックシアター

□ スタッフ

構成・振付・演出:平原慎太郎

□ 出演

青柳潤 / 池上たっくん / 大西彩瑛 / 東海林靖志 / 高橋真帆 / タマラ / 浜田純平 / 林田海里 / 平原慎太郎 / 堀川千夏 / 町田妙子 / 村井玲美 / 渡辺はるか / 藤村港平 / 堀田千晶 / 那須佐代子

※25歳以下、高校生以下割引あり。