山崎育三郎 米留学で受けた差別といじめ「アジア人っていうだけで」 逆境を変えた出来事明かす

AI要約

山崎育三郎が高校時代のアメリカ留学でのいじめ体験を振り返る

いじめに苦しんでいた山崎がダンスパーティーで一転して人気者に

自分を受け入れてくれる瞬間によって自信を持つようになる

山崎育三郎 米留学で受けた差別といじめ「アジア人っていうだけで」 逆境を変えた出来事明かす

 歌手で俳優の山崎育三郎(38)が8日、TBS系で放送された「人生最高レストラン」に出演。高校時代にアメリカに留学していたことを振り返った。

 4人兄弟で、長兄、次兄も米留学しており、長男から、英語上達のため、田舎の学校に行くようアドバイスされたという。選んだのは、「2000人の生徒で、僕だけアジア人」という学校。しかし、入学初日、体の大きな生徒3、4人に囲まれ、「バンッって投げ飛ばされた」という。「(なぜ?)差別です。もうアジア人、っていうだけで、頭をバンッ!と叩かれて」とアメリカでのいじめを明かした。

 「みんな(僕を)からかうし、笑ってくるし。萎縮しちゃって、怖いから。とにかくみんなに合わないように、授業の合間はトイレに隠れて、みんなが入ってから教室に戻る、それを3カ月ぐらいずっとやってた。ただ、(先に留学した)自分のお兄ちゃんたちが乗り越えたのが悔しくて」と話した。

 そんな時、ダンスパーティーがあり、1人で参加。500人ほどの生徒の真ん中で、歓声を浴びながら踊るダンスの上手な生徒の姿に、山崎も意を決して「うわぁ~!」と声をあげながら円の真ん中へ。ヒップホップに合わせて、ミュージカルダンスを踊ったところ、同じクラスの女の子が「IKU(イク)!!」と声をあげてくれ、それをきっかけに「500人が『IKU!IKU!』。IKUコールになったんです(笑)」。

 「もうその日を境に、次の日から、大スター」と全てが変わったそうで、「シャイで黙っていることに何の意味もない。俺はこういう人間だよ、っていうのに対しては受け入れてくれる。すごい自分自身が変わった瞬間」と伝えた。