怖すぎてあわや公開中止に。100%近い確率で心霊現象が起こるヨコザワ・プロダクションの圧倒的な怖さと魅力をオカルト編集者・角由紀子が語る〈心霊ドキュメンタリー『新・三茶のポルターガイスト』〉

AI要約

映画『新・三茶のポルターガイスト』は、東京・三軒茶屋にある心霊スポット「ヨコザワ・プロダクション」を題材にした心霊ドキュメンタリーで、角由紀子氏がその怖さと魅力について語る。

ヨコザワ・プロダクションは他の心霊スポットと異なり、霊感の有無に関わらず心霊現象を体験できる場所であり、現象がほぼ100%起こる特異な性質を持つ。

角由紀子氏はヨコザワ・プロダクションに通い始めると、初めの怖さは薄れ、霊とのコミュニケーションを深めたいという思いを抱くようになった。

怖すぎてあわや公開中止に。100%近い確率で心霊現象が起こるヨコザワ・プロダクションの圧倒的な怖さと魅力をオカルト編集者・角由紀子が語る〈心霊ドキュメンタリー『新・三茶のポルターガイスト』〉

2023年3月に公開された映画『三茶のポルターガイスト』の続編『新・三茶のポルターガイスト』が、6月21日(金)より公開される。本作は都内最恐心霊スポットと呼ばれる「ヨコザワ・プロダクション」に焦点を当てた心霊ドキュメンタリーだが、その物件が持つ圧倒的な怖さと魅力について、企画・プロデュースを手掛けたオカルト編集者・角由紀子氏に詳しく聞いてみた。

–––––映画『新・三茶のポルターガイスト』は東京・三軒茶屋にある心霊スポット「ヨコザワ・プロダクション」で起こる心霊現象に焦点を当てた作品です。角さんはもう何回も現地に足を運んでいるんですよね?

角由紀子(以下同) 映画『怪談新耳袋Gメン ラスト・ツアー』(2021年公開)の撮影で初めて訪れて……もう合計30回以上は行ってますね(笑)。

–––––角さんから見て、ヨコザワ・プロダクションはほかの心霊スポットと何が違うのでしょうか?

「霊感がない人でも、何かしらの現象に遭遇することができる」という点でしょうか。しかも100%に近い確率で、心霊現象が起こる。線香の匂いが立ち込めたり、鈴の音が鳴ったり、“人ならざるもの”が現れたり……。世界的にもそういった場所はかなり少ないんです。

–––––初めて訪れたときと現在で、何か心境に変化はありますか?

初めて行ったときは、本当に怖すぎて泣きそうでしたね……。深夜に1人で幽霊が現れるか検証するという取材だったのですが、もうチビりそうでした(笑)。でも、本当に線香の匂いがし始めたときに、なんとも表現できない感動がありましたね。「あ、こんなことがこの世の中で起こるんだ」って。

通い始めてからは、回を重ねるたびに怖さは軽減されていって、今は「もっと近づきたい」「コミュニケーションを取りたい」という感覚です。

 

–––––「これが何なのか知りたい」と?

はい、もちろんその正体はわからないのですが、野生動物にすごく近いのかなと今は思っています。野生動物も、最初は茂みに隠れていて、なかなか人前に姿を現してくれないじゃないですか。でも、回を重ねてじっくりコミュニケーションを取ると出やすくなる。ヨコザワ・プロダクションの霊も同じで、こちらの姿勢しだいで、すごく距離が近づく感覚があるんです。

–––––ヨコザワ・プロダクションには、8~9歳の少年の霊「てっちゃん」が現れるんですよね。『三茶のポルターガイスト』を見ていると、角さんがてっちゃんからの信頼を得ているのかなと感じます。

ヨコザワ・プロダクションには、ほかの現場よりも身なりをきれいにして訪れるようにしています。「てっちゃんに嫌われないようにしなきゃ!」みたいな。でも、若くてかわいい清楚系の女の子を連れていくと、やっぱりそっちに意識がいっちゃうみたいで(笑)。その女の子が何かアクション起こしたときに部屋の物が動いたりすると、「私のこと見ていないな~」と少し妬いちゃいます(笑)。