ジム・ジャームッシュ初期6作品、9月25日にBlu-ray発売 新たなデザインで10年ぶりに登場

AI要約

ジム・ジャームッシュ監督の初期6作品のBlu-rayが、9月25日に発売。グラフィック・デザイナーの大島依提亜による新デザインで登場。3作品ずつを収録した2種のBlu-ray BOXと単巻のBlu-rayで展開。

作品ごとに簡単なあらすじを紹介:『パーマネント・バケーション』、『ミステリー・トレイン』、『ストレンジャー・ザン・パラダイス』、『ナイト・オン・ザ・プラネット』、『ダウン・バイ・ロー』、『デッドマン』。

各作品は異なるテーマや舞台を取り入れ、不思議な物語が展開。海外映画、アート映画、カルト映画好きにおすすめ。

ジム・ジャームッシュ初期6作品、9月25日にBlu-ray発売 新たなデザインで10年ぶりに登場

 ジム・ジャームッシュ監督の初期6作品のBlu-rayが、9月25日に発売されることが決定した。

 今回発売されるのは、『パーマネント・バケーション』『ミステリー・トレイン』『ストレンジャー・ザン・パラダイス』『ナイト・オン・ザ・プラネット』『ダウン・バイ・ロー』『デッドマン』の6作品。

 2021年の特集上映企画「ジム・ジャームッシュ レトロスペクティブ2021」にてグラフィック・デザイナーの大島依提亜が手がけたポスタービジュアルを基に、新たなデザインにて10年ぶりに再登場。3作品ずつを収録した2種のBlu-ray BOXと単巻のBlu-rayとして発売される。

 『パーマネント・バケーション』は、ジャームッシュ監督のデビュー作。主人公の少年、アロイシュス・パーカーは社会に適応できず、あてもなくニューヨークの裏街を彷徨う。途中、さまざまなアウトサイダーたちとの出会いと別れを繰り返し、彼は自己の旅の行先を徐々に見出していく。

 工藤夕貴、永瀬正敏らも出演した『ミステリー・トレイン』は、ブルースとソウルとロック、そしてエルヴィス・プレスリーを生んだメンフィスの街を舞台に3つの物語が交差するオムニバス形式の作品。それぞれがそれぞれの場所で、同じ夜汽車を眺め、エルヴィスの「ブルー・ムーン」を聞き、翌朝1発の銃声を耳にするワンナイトムービーだ。

 『ストレンジャー・ザン・パラダイス』は、1984年カンヌ国際映画祭でカメラドールを受賞した作品。NYで自由気ままに暮らしていたウィリーはある日、叔母の頼みでハンガリーから渡米した従妹のエヴァを預かることに。初めは噛み合わない2人だったが、同じ時間を過ごすうちに徐々に打ち解けていく。ウィリーの親友、エディも加わり3人の取り留めのない日々が始まる。

 ウィノナ・ライダー、ジーナ・ローランズら出演の『ナイト・オン・ザ・プラネット』は、ロサンゼルス、NY、パリ、ローマ、ヘルシンキの5つの都市を舞台に、タクシーの車内で展開される、運転手と客との巡り合いをオムニバス形式で描く。地球という同じ星、同じ夜空のもと、それぞれ違ったストーリーが繰り広げられていく。

 『ダウン・バイ・ロー』は、オフビートな脱獄ロードムービー。不良のジャック、ラジオDJのザック、そしてイタリア人のロベルトがニューオリンズの刑務所、同じ房のなかで出会う。ある日、偶然見つけた抜け穴から3人は脱獄に成功。外の世界では行く当てもなく、目的地のない珍道中が繰り広げられていく。

 『デッドマン』は、ジョニー・デップ主演のモノクロ映画。会計士のウィリアム・ブレイクは、仕事を求めアメリカ西部の街、マシーンへと赴く。街では痴話喧嘩に巻き込まれ、殺人の濡れ衣をきせられたブレイクは逃亡の旅へ。道中出会ったネイティヴ・アメリカンのノーボディと共に、次々と襲いかかる敵を打ち負かし、気づけば彼は西部劇さながらのアウトローへと変貌を遂げていた。