ゆでたまご中井義則氏、新人時代の鳥山明さんとの出会い語る「ボソボソッと…『不安』と」

AI要約

漫画家ユニット、ゆでたまごの作画担当、中井義則氏が鳥山明さんとの初対面を振り返る。

中井氏が鳥山さんとの初対面でのやりとりを明かす。

中井氏が鳥山さんの作品に対する印象を述べる。

ゆでたまご中井義則氏、新人時代の鳥山明さんとの出会い語る「ボソボソッと…『不安』と」

 漫画「キン肉マン」などで知られる漫画家ユニット、ゆでたまごの作画担当、中井義則氏(63)が6日、ニッポン放送「ナイツ ザ・ラジオショー」(月~木曜午後1時)にゲスト出演。今年3月に亡くなった鳥山明さんとの初対面を振り返った。

 中井氏は、週刊少年ジャンプで連載していた当時の“ライバル作品”について「僕らのちょっと後に鳥山さんが『Dr.スランプ』で入ってきて」と回想。「今でも覚えてるのが、編集室の執筆室で仕事している時に担当の編集者と鳥山さんが入ってこられて。『ゆで君、今度入ってくる鳥山君っていうんだけど、表使用のカットを書きたいんだけど机貸してもらっていい?』って」と新人だった鳥山さんとの初対面を語った。

 また「僕、ちょうど昼飯のカツ丼を食ってて。鳥山さんが仕事しながらボソボソッと『連載するんだけど、やっていけるかどうか不安なんだよね』って言うんです」。そして「僕はカツ丼食いながら、大丈夫ですよ、ボクでもやってますからね、頑張ってくださいよ~って言ったんです」と力の抜けた返事を再現して笑いを誘うと、「そしたらめちゃくちゃ頑張って、ちょっと頑張りすぎじゃないかと」と、鳥山さんが一躍人気作家となったことに苦笑した。

 鳥山さんの作品についても「『Dr.スランプ』の1回目の扉、表紙を見た時に、これはすごいと。これは絶対売れると思いました。なんか新しい時代の漫画を見るようで、ちょっと衝撃でした」と語った。