小学館、「セクシー田中さん」問題受け作家の保護を提言「作家や編集者を孤立させない」

AI要約

小学館は芦原妃名子さんの急死に関する調査結果を公表し、再発防止策として作家や編集者を孤立させないことを重視している。

公式サイトに調査報告書と映像化指針が掲載され、報告書には映像化までの経緯や問題点が詳細に記載されている。

会社が作家や編集者がSNSで論争に巻き込まれた場合、楯となって情報発信することを検討する必要があるとしている。

 小学館は3日、昨年10月期放送の日本テレビドラマ「セクシー田中さん」原作者で漫画家の芦原妃名子さん(享年50)が急死した問題について、調査結果を公表。調査の中で、再発防止策の提言として、「作家や編集者を孤立させない」とした。

 同社は公式サイト上に、PDF文書90枚の「特別調査委員会による調査報告書公表および映像化指針策定のお知らせ」とPDF文書1枚の「映像化指針」を掲載した。報告書には映像化までの経緯や芦原さんのこれまでの映像化された作品の詳細、本件の問題点などが記載されていた。

 再発防止のための危機管理として、「作家や編集者を孤立させない」と提言。「万が一にも、作家や編集者がSNSによる論争の矢面に立つようなことが生じた場合は、作家や編集者が孤立しないように、事案に応じて、会社が楯となって情報発信することを検討することが望ましい」とした。