スマホ版『アサクリ』から、チョルノービリ清掃員のリアルを描くタイトルまで 今週の注目ゲームピックアップ

AI要約

『アサシン クリード ミラージュ』は、長い歴史を持つステルスアクションゲームであり、スマートフォン移植版が6月6日に発売予定。

『Autopsy Simulator』は、検死を楽しめるシミュレーターゲームで、ホラーミステリーの要素もある。

『Chornobyl Liquidators』は、チョルノービリ原発事故を題材にしたリアルなシミュレーションゲームで、KGBも物語に関わる。

『スター・ウォーズ:銀河のハンター™』は、基本無料のPVPシューターで、オンライン4vs4の対戦が楽しめる。

『ガラージュ GARAGE: Bad Dream Adventure』は、幻のPCゲームをNintendo Switchに移植し、奇妙奇天烈な世界を楽しめる。

スマホ版『アサクリ』から、チョルノービリ清掃員のリアルを描くタイトルまで 今週の注目ゲームピックアップ

 直近で発売されるゲームタイトルから、筆者が「これはチェックしておきたい」と思ったものを紹介する『今週の注目ゲームピックアップ』。大作からインディーまで、幅広く気になるタイトルを取り上げる予定なので、この記事を読んでウィッシュリストやフォローに入れておこう。

■『アサシン クリード ミラージュ』

 昨年10月5日に発売された『アサシン クリード ミラージュ』のAndroid/iOS版が、6月6日に発売される。

 本作は15年以上の歴史を持つステルスアクションゲームであり、Ubisoftの看板タイトルでもある。世界史上で重要なイベントが起きた時代を舞台に、実在した偉人たちと協力しながら、民草に圧政を強いる為政者を暗殺するのが目的だ。

 15周年記念作ということもあり、ゲーム部分を見直し、原点回帰を謳った本作は、アサクリの本質を知るのにうってつけのタイトルだ。今作からシリーズに触れるのも良いだろう。

 シリーズのスピンオフ作がスマートフォン向けに発売されることはあったが、フラッグシップタイトルのスマートフォン移植は今回が初めてだ。M1チップ搭載モデルのみの対応となるが、気になる方はぜひともチェックしてみてほしい。

■『Autopsy Simulator』

 Autopsyとは検死のことであり、本作は検死を楽しめるシミュレーターゲームである。

 主人公のジャックは病理学者。とある女性の遺体を検めていると、その体からなぜか何年も前に死んだはずの妻が着けていた結婚指輪が出てくる。そこからジャックは奇妙な体験を味わうこととなる……。

 検死という、普段の生活ではなかなか体験できない特殊な仕事に就ける面白さもさることながら、ホラーミステリーとしてのストーリーもちゃんと用意されているようだ。ブキミなシミュレーターゲームに興味がある人はチェックしてみてはいかがだろうか。

 『Autopsy Simulator』は、6月6日にPC(Steam)にて配信開始予定。

■『Chornobyl Liquidators』

 『Chornobyl Liquidators』は、チョルノービリ原発事故をモチーフにした一人称視点のシミュレーションゲームだ。プレイヤーは原発事故後に現地で後始末をするために送り込まれた「リクビダトール」のひとりとして、火災の消火や、放射線量の測定といった業務を行うこととなる。

 本作のSteamページに「ゾーンを探検するファンタジックな物語ではない」とある通り、本作は現実の原発事故を題材に、そこで実際に行われていたリアルな作業を描くことにこだわっているようだ。

 一方で、物語にはKGBが関わってくるなど、ドラマ面においてはかなり見どころは期待できそうである。

 『Chornobyl Liquidators』は、6月6日にPC(Steam)にて配信開始予定。

■『スター・ウォーズ:銀河のハンター™』

 『スター・ウォーズ:銀河のハンター™』は、基本無料のPVPシューターだ。金さえ払えば何でも手に入る惑星ヴェスパーラを舞台に、4vs4のオンライン対戦が楽しめる。

 ダメージ・サポート・タンクという3種類のロールに分かれ、デスマッチやコントロールといったオーソドックスな対戦形式を採用しているようだ。

 現時点でドロイドやウーキー族といったIPの伝統キャラクターたちの参戦が確認できる。スターウォーズファンなら一度は触っておきたいタイトルになるだろう。

 『スター・ウォーズ:銀河のハンター™』は、6月4日にNintend Switch/Androidにて配信開始予定。

■『ガラージュ GARAGE: Bad Dream Adventure』

 1999年、キノトロープより販売された幻のPCゲーム『ガラージュ』が、6月6日、ついにNintendo Switchで発売される。

 本作は『クーロンズゲート』『BAROQUE』と並び「三大歪みゲー」と称されることもある奇妙奇天烈なゲームで、長らくマニアのあいだで取引されていた。2021年にモバイル版が、そして2022年にSteam版が登場したことで一時よりは遊びやすくなったが、今回のNintendo Switch移植でさらに手に取りやすくなったことだろう。

 精神治療装置「ガラージュ」にかけられた主人公が、キュラキュラと鳴る線路を行きつ戻りつしながら、エロスとタナトスが渦巻く不思議な空間で、住民と話し、釣りをする……なんとも味わい深いダークでヘンテコな世界にあなたも飛び込んでみてほしい。