スポーツ報知、毎日新聞の寄稿記事を盗用 執筆記者を処分へ

AI要約

報知新聞社が連載していた「甲子園100年物語」で盗用があったことを明らかにした。

記者が他社の記事を盗用し、引用をせずに記事を執筆していたことが判明。

報知新聞社は連載を全て削除し、記者を処分することを決定。再発防止に取り組むとしている。

スポーツ報知、毎日新聞の寄稿記事を盗用 執筆記者を処分へ

 報知新聞社は1日、スポーツ報知のニュースサイトで4月から連載中の「甲子園100年物語」について、丸山健夫・武庫川女子大名誉教授が毎日新聞に寄稿した記事などから盗用があったことを明らかにした。一部は紙面にも掲載された。報知新聞社は「大部分が盗用だった」として連載を全て削除し、執筆した大阪本社編集局の記者(51)を処分する。

 同社によると、記者は3月、丸山さんの阪神甲子園球場の歴史に関する毎日新聞への寄稿を読むなどし、メールで協力を依頼したが、丸山さんへの取材はせずに執筆を開始。引用の明示をほとんどしないまま、寄稿や丸山さんの過去の講演と構成が酷似し、表現が全く同じ箇所を含む内容の記事にした。

 丸山さんの寄稿は2022年4月~24年3月、毎日新聞兵庫版で「甲子園歴史旅」と題し、24回にわたって掲載された。

 報知新聞社企画本部は「連載記事の大部分が盗用だったことを深刻に受け止めている。丸山氏や毎日新聞社におわびするとともに、徹底した再発防止に取り組む」と話している。

 ◇毎日新聞社社長室広報ユニットの話

 毎日新聞の紙面に掲載された原稿が盗用されたのは遺憾です。