陸自、実弾射撃訓練を一時中止 陸上幕僚長「原因究明と再発防止を図っていく」演習場で訓練中の男性隊員死亡事案受け

AI要約

陸上自衛隊の訓練中に隊員が手りゅう弾の破片を受け死亡する事故が発生。

陸上自衛隊は全ての実弾射撃訓練を一時中止し、安全確認を行うことを決定。

陸上幕僚長は事案を重く受け止め、安全訓練の徹底と再発防止のための対策を取ると表明。

陸自、実弾射撃訓練を一時中止 陸上幕僚長「原因究明と再発防止を図っていく」演習場で訓練中の男性隊員死亡事案受け

 陸上自衛隊は30日、午前8時40分頃に北富士演習場で手りゅう弾投てき訓練に参加中の隊員が、別の隊員が投げた手りゅう弾の破片を受け死亡した事故を受け、陸上幕僚長の森下泰臣陸将が会見を行った。

 会見では、手りゅう弾投てき訓練中に第1普通科連隊所属の隊員1名が死亡する事案が発生したことを報告。陸上自衛隊全部隊では、安全確認ができるまでの間、全ての実弾射撃訓練の実施を一時中止するとした。

 森下陸将は「このような事案は、武器を扱う組織として決してあってはならないものであり、陸上幕僚長として非常に重く受け止めている。陸上自衛隊としてこのような事案を二度と発生させないよう、当面の訓練における安全訓練の徹底を図るとともに、本事案の原因究明を早急に行い、再発防止を図っていく」と述べた。

(ABEMA NEWS)