生成AI悪用、ウイルス作成疑い 25歳の男を再逮捕、警視庁

AI要約

警視庁が対話型生成AIを悪用して、コンピューターウイルス作成の容疑で無職男性を再逮捕。

男性は身代金要求型ウイルスを製作し、金を稼ぎたいと発言。

被害は確認されていないものの、複数のAIを利用したウイルス作成が疑われている。

生成AI悪用、ウイルス作成疑い 25歳の男を再逮捕、警視庁

 対話型生成人工知能(AI)を悪用して、暗号資産(仮想通貨)要求などの機能を持つコンピューターウイルスを作成したとして、警視庁サイバー犯罪対策課は28日までに不正指令電磁的記録作成の疑いで、川崎市幸区、無職林琉輝容疑者(25)を再逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。公開されている複数の対話型生成AIにウイルスの設計情報を回答させて作成したとみられる。

 林容疑者は「身代金要求型ウイルス『ランサムウエア』で金を稼ぎたかった」と供述している。ウイルスによる被害は確認されていない。

 再逮捕容疑は昨年3月、自宅のパソコンやスマートフォンで、複数の生成AIを使ってウイルスを作成した疑い。