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【マンガ】新NISAはどこが変わった?使い勝手が良くなった「5つのポイント」
2024年1月にスタートした新NISAについて、旧NISAとの違いを解説しています。
新NISAでは、つみたて投資枠が年間120万円に拡充されたことや、投資上限額が最大360万円になったことなどがポイントです。
さらに、非課税保有期間が無期限化されたことで、積立投資による長期の運用も可能になりました。
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2024年1月からスタートした新NISA。今回は、旧NISAとの違いについて紹介します。
※本稿は、森本貴子『新NISA+iDeCo+ふるさと納税のはじめ方』(ワン・パブリッシング)の一部を抜粋・編集したものです。
マネーセミナー講師の、森本貴子です。
2024年1月からスタートした新NISA。これまでの旧NISAとは、どこがどう変わったのか押さえておきましょう
● 新NISA制度の概要と変更ポイント
イマイチ: MORITAKA先生、2024年1月から始まった新NISAはどこが変わったのですか?
MORITAKA先生: 下の図は金融庁がまとめた新NISAの概要です。
イマイチ: うわっ、難しそう。
MORITAKA先生: 安心してください。ポイントを絞って説明しますね。重要なのは次の5つです。
イマイチ: とりあえず、この5つを理解すればOKということですね。
● つみたて投資枠は年間120万円に拡充
MORITAKA先生: 1つめは、一般NISA(成長投資枠)とつみたてNISA(つみたて投資枠)の併用が可能になったことです。
イマイチ: 成長投資枠? つみたて投資枠?
MORITAKA先生: 呼び方は変わっていますが、「つみたてNISA」と「一般NISA」のくくりと同じで、前者が長期の積立に適した投資信託が対象で、後者が上場株式や投資信託などが対象であるのは、以前の制度と同じです。名称が変わっただけだと理解してもらってかまいません。
イマイチ: なるほど。どれだけお得になるのかピンと来ていませんが、選択肢が広がるのはいいことですよね。
MORITAKA先生: そうです。積立投資にかぎらず、積極的に投資をしていきたい人には可能性が広がる変更といえます。
イマイチ: 新NISAでは、投資額も変更されたんですか?
MORITAKA先生: はい。2つめのポイントは、年間投資上限額が最大360万円になったことです。つみたて投資枠は年間120万円、成長投資枠は年間240万円が非課税になります。
イマイチ: ということは、積立投資をする場合、月10万円まで税金がかからないということですね。僕の場合は月に10万円も投資する余力はないので、十分です。
MORITAKA先生: 毎月10万円を積立できる人はある程度かぎられますから、多くの人にとって十分な投資上限額だといえると思います。
イマイチ: 僕がもっと稼いで、たくさん投資ができるようになっても安心ですね。
MORITAKA先生: そ、そうですね。がんばって……。
イマイチ: 先生、ちょっと顔がひきつっているような……。
● 税金がかからない期間が無期限に
MORITAKA先生: さて、3つめのポイントは、非課税保有期間の無期限化です。従来のNISAの場合、税金がかからない期間について、つみたてNISAは20年間、一般NISAの場合は5年という制限がありました。
イマイチ: 20年でもずいぶん長い気もしますが……。
MORITAKA先生: でも、積立投資の場合は、長期間の運用が前提なので、20年でも十分とはいえません。たとえば、30歳のイマイチさんが今から積立投資を始めた場合、50歳を過ぎたら、非課税ではなくなってしまいます。