LINEで池上彰さん名乗り、無職男性に「優良株購入で収益」…取引所の担当者も装い会社役員が710万円詐取疑い

AI要約

広署はジャーナリストの池上彰さんになりすまして現金をだまし取った中国籍の男性を詐欺容疑で逮捕した。男性は一部容疑を否認しているが、捜査が続いている。

男性はLINEで池上さんを名乗り、無職男性に優良株の取引所の担当者に現金を渡せば収益が得られると偽り、710万円をだまし取った疑いがある。

また、男性は他にも同様の手口で別の男性から200万円をだまし取った可能性があり、余罪も疑われている。

 ジャーナリストの池上彰さんになりすまして現金をだまし取ったとして、広署は22日、中国籍で東京都板橋区、会社役員の男(41)を詐欺の疑いで逮捕した。「現金を受け取ったことは間違いない。投資の話は知らなかった」と容疑を一部否認しているという。

 発表では、男は2月29日~3月13日、何者かと共謀し、LINE(ライン)で池上さんを名乗り、呉市の無職男性(72)に「取引所の担当者に現金を交付すれば、優良株が購入でき収益が得られる」などとメッセージを送信。取引所の担当者になりすました男が同月13日に男性の自宅で710万円を受け取り、だまし取った疑い。

 同署によると、男性は同月19日にも、指定された口座に200万円を振り込んでおり、余罪があるとみて捜査している。