口座名義人になりすまし出金停止解除 不正送金を手助けした疑いで男3人逮捕

AI要約

福島県白河市の派遣社員が口座名義人になりすまし、銀行に出金停止措置を解除させるという電子計算機使用詐欺幇助の犯罪に関与していたことが発覚。

指示を受けて偽造運転免許証を使用し、不正アクセスで口座の出金停止を解除し、被害者から約3千万円の不正送金を行うという手口で犯行を行った。

犯罪グループによるフィッシングで口座情報を盗み、不正送金に手を貸すなど、計画的で巧妙な犯罪が行われていた結果、男3人が逮捕されることとなった。

口座名義人になりすまし出金停止解除 不正送金を手助けした疑いで男3人逮捕

口座名義人になりすまして銀行に電話し出金停止措置を解除させ、不正送金の犯行を手助けしたとして、警視庁サイバー犯罪対策課は電子計算機使用詐欺幇助の疑いで、福島県白河市の派遣社員、阿部雄哉容疑者(36)ら男3人を逮捕した。「ギャンブルで金がなく生活するためにお金が欲しかった」などといずれも容疑を認めている。

同課によると、阿部容疑者らは何者かの指示を受け、偽造運転免許証を使って携帯電話を契約。この指示役による不正アクセスで出金が停止されていた東京都内の60代男性になりすまして銀行に電話し、口座の出金停止を解除したという。

男性は計約3千万円の不正送金被害を受けた。口座情報は、偽サイトに誘導してパスワードなどを盗み取る「フィッシング」で得ていたとみられる。

逮捕容疑は令和5年9月13~14日、口座の名義人になりすまして銀行に電話して出金停止措置を解除させ、氏名不詳者の不正送金の犯行を幇助したとしている。